おむつの小説

友達ができるまで…2第2話
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剛は、笑うのが精一杯だった。恭平は『どう?気持ちいいだろ?』って笑ってる            でも僕は『うん!ありがとう!』って言えなかった。思ってるのに…春夜に教えてもらったのに…           
おしっこが出てる…僕は、ばれてないかビクビクしながら、逃げるように、春夜に『春夜…』って。これ以上言葉が出ない。2人きりなら言えるのに…。うつむき下を向く僕。

春夜は『出たかぁ〜。まぁしゃぁない!替えようか』って。うなずく僕。   目に涙を貯める僕に『ほら!ばれるぜ!大丈夫!おむつあるな?』って笑ってくれた。 
春夜は『悪い〜!克己、恭平!剛少し疲れたみたいなんだよ!近くのスーパーでジュースでも飲もうぜ!』って言ってくれた。

スーパーの障害者用トイレ入ると泣いてしまった。 恥ずかしくて…情けなくて… こんな簡単に漏らす自分が…         『剛?替えるぜ!』って、ズボンをずらすと今日はムーニーマン。しかしいつも違う。春夜がずらした瞬間涙が止まらない。今日は、おやすみパットをいれてるから。黄色く染まるパットとそこから溢れたおしっこを受け止めた。おむつ。
            春夜はそれを見て何も言わない。いつも通りチンチンやお尻を拭いてくれた。   春夜が『おむつは?』って聞くから、リュックを指す。開けたらパンパースとおやすみパット。『これだな!OK!パットはする?』って春夜。泣いてうなずく僕。涙が止まらない…              あてながら春夜が『なぁ〜剛?少しは、話さないと…克己言ってたぜ!俺嫌われてんだなぁ〜って。それに恭平も剛嫌なんじゃ…』ってさ!剛?嫌か?楽しかっただろ?』って。    『うん…ほんとは、話そうと…お礼ってかさ!ありがとう〜って言うつもりだったけど…怖くて…ごめん…って正直言った。    春夜は『言わなきゃ、わからないし友達できないぜ!俺に話すみたいに話しな!少しずつ、ゆっくりでいいからさ!』って。                トイレで顔を洗って、行くと『遅い〜!何してたんだよ!』って。克己。   僕は『克己?この前はごめん!ありがとう〜』って言った。意味不明な返事だった。トイレで必死で考えた言葉。『ん?この前?もしかして、八つ当たりした件? あれは俺が悪い!マジでごめん!お前変わってるなぁ〜怒っていいのに、謝るなんて…』って。笑って『どうよ!?テニス楽しいだろ?』って。『うん!ありがとう〜!楽しい!』って。 
やっと言えた。赤くなりがら…          恭平にも『恭平!今日はありがとう!楽しかった!』って。         春夜を見るとナイス!と言わないばかりに、笑ってる            帰りに克己が『またやろうな!俺、嫌われてなかったら…』って照れくさそうに言った。僕も、『教えてくれてありがとう…』って。言えた。                    帰りに春夜がおむつを替えてくれた。       僕は『春夜?僕、克己や恭平と、春夜みたいな友達になれるかな?』って聞いた『お前次第じゃねぇ?ちがくねぇ?俺から言えることは、克己も恭平も信用できる!ことだけだな!』って言われた。
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