おむつの小説

友達ができるまで… 第3話
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僕は、言えないでいた… 克己と恭平に…     正直怖いんだ!退かれたら…いくら考えても無理だ!ただ、変わったのは、学校が楽しいと思えてきたことだけ…          
学校に行くともう何も言わなくても、克己のグループに自分がいた。     もちろん春夜も一緒。ただ言葉は変わらない…   相変わらず、笑ったり、うなずいたりするだけ。でも楽しいし、嬉しい。               今日はホームルームで『今度の文化祭ですが…何がしたいですかぁ〜』って恭平。ざわつくけど意見が出ない。そんな時『剛?何したい?』って恭平。黙る僕。『はい!立って!何か言って下さい。なんでもいいから…』って。      
僕は顔を真っ赤にしながら『えっと…フリーマーケットなんか…』って。声が小さい。                     恭平は『何?ん?聞こえないぞぉ〜』って。    『あの!その!バザーって言うか、入らないものを 持ち寄って、それで…』って。顔が真っ赤だし、みんなこっち見るし…嫌だ!って思ってると、『バザーってか、要はフリーマーケットじゃねぇ〜?』って春夜。『おぉ〜!エコ!いいじゃん!それ!賛成〜』って克己。          
何も言えずただ立ってる僕。           
恭平が『みんな異存なければ、うちは、エコバサーを開催したいと思います。どうですかぁ〜』って。  『意義な〜し!』ってみんな盛り上がってる。               立ってると『剛?座っていいよ!ありがとう!』って恭平。僕は顔が真っ赤だった。          恥ずかしいのもあるけど、それ以上にお漏らししたから…涙が出そうだ。               春夜は気付いてくれた。 『議長!剛?顔色悪いので保健室に連れて行っていいかな?』って。     恭平も『大丈夫か?』って教室を出る前に言ってくれた。          
保健室に行くのを嫌がる僕。だって、先生もいるのに春夜におむつ替えられたら赤ちゃんみたいだもん…って思ったから…言えないけど…

『ありがとう!春夜。僕トイレで替えてくるから、大丈夫だよ!教室戻っていいよ!』って言うと、『ダメだ!学校でも替えてやる!って約束しただろ?心配すんな!ばれない!って! それとも、俺信用できない?』って言われた。    
『ううん!信用してる!ただ…』って言うと、『大丈夫だって!先生にも言ってあるし!それにさっき股をズボンの上から、掻いてたのは、誰かなぁ〜』って、笑う春夜。                   真っ赤になる僕を見て『剛?いつも言ってるだろ?お前は俺のマブダチ!ちがくねぇ?嫌ならマブダチやめる?』って頭を叩く春夜。
保健室に行くと先生が『来たの?』って。『ベッド借りますね!』って春夜。 
カーテンを締め、ズボンをずらすとまた、黄色く染まったおむつ。パンパースだ。僕は声を出さずに泣くのに必死で…。      『う。うぅ…』ってしか泣けない。        
前のテープを外すと大量で少し漏れてた。     『剛?行きたい時は、トイレ行きたい!って言わなきゃ漏れちゃうだろ?さっき震えてたからさ!』って春夜が言ってきた。    僕は『言えるわけない…』って言うと『じゃぁ、今回はいいけど、同じことまた起きて、お前は水溜まり作っていいんだな?剛?』って。 黙るしかなかった。
あたってる…でも…   『なぁ剛?誰も毎回トイレ!とか、みんなのいる前で言うことないじゃん!ただ今回は議長が恭平なんだしトイレと言えたんじゃないかとさ!ごめん!無理だよな!ただ、お前の体調不良は誰も怪しまないだろ? だから…気分が悪い、薬飲みたい!とかいろいろあるじゃん!な?』って。              僕は『うん…ごめん…』って言った。やっぱりこれ以上言葉が出ない…                春夜は『おぉ!忘れてた!おむつ替えなきゃな!』っておむつを外す。    『うわぁ〜真っ赤っかだなぁ〜こりゃ痒いわ!』って『赤ちゃんみたいじゃん!』って言われた。                つい『こんな場所で言わないでくれよ!そんなこと…頼むから…好きでしてないし…春夜に俺の気持ちわかんのかよ! どんなに辛いか…春夜信用してたのに…』って言ってしまった。

春夜はマジな顔して『ごめん!言葉が過ぎた…』って謝ってくれた。

春夜は優しくいつも通り、『ここ痒いだろ?痛い?』って優しく念入り股やチンチンを拭いてくれた。    お尻も真っ赤だったけど、何も言わずに、拭いてくれた。                      でもやっぱりパウダーは嫌だ!涙が出る。春夜にチンチンを見られるだけでも、学校だと、いつもの何十倍もの恥ずかしさが込み上げてくる…          やってくれることは同じなのに…  

真っ白になった僕の下半身。つい、恥ずかしさでチンチンを手で隠してしまった。             『剛?何してんの?おしっこか?』って春夜。   『ち、ちがうよ!恥ずかしいんだよ!見ないで…』って言うと『はは!いつも見てるし…じゃぁ早くあてて教室戻ろうぜ!』って春夜            でもいつもの場所におむつがない。                    『剛?おむつねぇけど…』って春夜。       『先生?おむつ…』って聞くと『出すの忘れてたわ!そこの棚の上の段ボールの中よ!』って。           
春夜が『よいしょ!』って開けるとそこには、パンパースのパッケージごとの新品おむつ。しまじろうの絵を見て喜ぶ2〜3歳児の用事の写真がプリントされてる。僕は思わず声を出して泣いた。          
春夜には、見られたくなかった。         いや、僕も…見たくなかった。          いつもは、ラックに中身だけ、入れてあるのに……  
春夜も初めて見たと言うか見たことはあるが…いや、僕が泣くから、よけい見てしまったのかもしれない…            驚く春夜。泣き続ける僕。
僕は、春夜にだけは…いや誰にもこのパッケージは見られたくなかった。   
この幼児と同じ物をつけれる自分が…       つけなければいけない自分が…                      そして…        この子と同じように垂れ流す自分が…                   僕は泣き続けた……   ばれてもいいから…   泣かずには耐えれなかった…
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