1/1ページ目 『見るな〜!見ないでくれよ!お願いだから…頼むから…』って僕は泣いておむつを取り胸に抱え布団を、かぶって泣き続けた。 泣き続けても何もかわらないのは、わかってた。 でも… そんな時布団の中に春夜の声が聞こえた。 『剛?こっち向けよ!なんとも思ってないし… そりゃビックリって言うかうまく言えないけど、その…驚いてないと言えば嘘になるけど…』って聞こえる でも素直に春夜の言葉を受け入れられない。 しばらく沈黙が続き、僕は帰ってくれた!と思ってたでも、怖くて情けなくて布団から出られずにいた。 その時また春夜の声がした 『剛?落ち着いた?ごめんな!いないほうがいいなら言ってくれな。教室に戻るからさ…布団の中からでいいから聞いてくれよ。 俺、何も思ってない!剛は剛だし、友達だし…心配だしよ!俺、お前じゃないから、お前の気持ちわかんないのかもしれねぇな! 恥ずかしいとか情けないとか、俺じゃわかんいないよでも、俺は、すべてを受け入れるよ!マジで。パンツ穿きたきゃ穿けばいいさ!それで、お前が納得するなら… 俺、戻るな。着替えれないだろうし…』って。カーテンを開ける音がした 『待って!』って呼び止めた。 『春夜〜』って泣いた。 『俺、俺…悔しい!こんな自分が…なんでおむつなんだよ!なんで…なんで… 俺、赤ちゃんじゃねぇ! 悔しいよ!春夜! 春夜がいなきゃ!って思ったし…見られたくなかったし… それで…ごめん…』って言った。 自分の気持ち… 誰かに言いたくて、聞いて欲しかった気持ち… 春夜は『うん!剛は赤ちゃんじゃねぇ!泣き虫だけどな!剛?すっきりした? 剛?俺には、言いたいこと、言っていいから…怒り、悲しみ、喜び、すべて… 俺は聞くし、聞いて欲しいからさ!マブダチってそんなもんだろ?』って笑ってくれた。 『ありがとう〜春夜。』って涙を拭いて笑った。 春夜が『おむつしよっか!?』って笑って言う。 僕は『うん。お願い!』って苦笑いする。 やっぱり少し恥ずかしいや 春夜は優しくおむつをあてる。パットもした。もちろん赤ちゃん用。でも今度は泣かない。笑ってる2人。 あててる途中にお漏らしした。 『ごめん!』って涙目になる僕。 『大丈夫!セーフ!』ってパットとおむつを股にあてて笑う春夜。 保健室に笑顔と笑い声が聞こえる。 そんな1日がまた、剛を強くした。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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