おむつの小説

友達ができるまで…2  第4話
1/1ページ目

『見るな〜!見ないでくれよ!お願いだから…頼むから…』って僕は泣いておむつを取り胸に抱え布団を、かぶって泣き続けた。         
泣き続けても何もかわらないのは、わかってた。  でも…          
そんな時布団の中に春夜の声が聞こえた。     
『剛?こっち向けよ!なんとも思ってないし…   そりゃビックリって言うかうまく言えないけど、その…驚いてないと言えば嘘になるけど…』って聞こえる            でも素直に春夜の言葉を受け入れられない。                しばらく沈黙が続き、僕は帰ってくれた!と思ってたでも、怖くて情けなくて布団から出られずにいた。 
その時また春夜の声がした            『剛?落ち着いた?ごめんな!いないほうがいいなら言ってくれな。教室に戻るからさ…布団の中からでいいから聞いてくれよ。  俺、何も思ってない!剛は剛だし、友達だし…心配だしよ!俺、お前じゃないから、お前の気持ちわかんないのかもしれねぇな!  恥ずかしいとか情けないとか、俺じゃわかんいないよでも、俺は、すべてを受け入れるよ!マジで。パンツ穿きたきゃ穿けばいいさ!それで、お前が納得するなら… 俺、戻るな。着替えれないだろうし…』って。カーテンを開ける音がした            『待って!』って呼び止めた。          
『春夜〜』って泣いた。 『俺、俺…悔しい!こんな自分が…なんでおむつなんだよ!なんで…なんで… 俺、赤ちゃんじゃねぇ! 悔しいよ!春夜!    春夜がいなきゃ!って思ったし…見られたくなかったし… それで…ごめん…』って言った。          
自分の気持ち…     誰かに言いたくて、聞いて欲しかった気持ち…   
春夜は『うん!剛は赤ちゃんじゃねぇ!泣き虫だけどな!剛?すっきりした? 剛?俺には、言いたいこと、言っていいから…怒り、悲しみ、喜び、すべて… 俺は聞くし、聞いて欲しいからさ!マブダチってそんなもんだろ?』って笑ってくれた。
     
『ありがとう〜春夜。』って涙を拭いて笑った。   
春夜が『おむつしよっか!?』って笑って言う。  僕は『うん。お願い!』って苦笑いする。     やっぱり少し恥ずかしいや            春夜は優しくおむつをあてる。パットもした。もちろん赤ちゃん用。でも今度は泣かない。笑ってる2人。            
あててる途中にお漏らしした。          『ごめん!』って涙目になる僕。         『大丈夫!セーフ!』ってパットとおむつを股にあてて笑う春夜。      
保健室に笑顔と笑い声が聞こえる。         
そんな1日がまた、剛を強くした。
[指定ページを開く]

章一覧へ

<<重要なお知らせ>>

@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
@peps!・Chip!!は、2024年5月末をもってサービスを終了させていただきます。
詳しくは
@peps!サービス終了のお知らせ
Chip!!サービス終了のお知らせ
をご確認ください。




w友達に教えるw
[ホムペ作成][新着記事]
[編集]

無料ホームページ作成は@peps!
無料ホムペ素材も超充実ァ