おむつの小説

爽快に生きよう!青空の下で…第7話
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爽は嬉しくてたまらない。『快〜』って部屋に入る。快はすぐ、携帯を閉じ布団を被ろうとした。                『快?何隠してんだよ!何見てるんだよ!教えてくれよ!いいだろ?な?』って言うと、しまった!と言わないばかりにベランダに行こうとした。                  しばらく沈黙を続ける快。            爽が『エッチなサイトか?』って聞いたら顔を見てきた。明らかに怒っている。しかしすぐ反対を向こうとしたが、『冗談だよ!快!ごめん!でも…なんで… 俺、もう信用ないのか?なんで喋らないんだよ…』って言うと顔を赤くして涙を流した。                    見たらおもらしだった。 快はいつも濡れたら顔を見るか、近くでモジモジしたり、俺が声をかけるけど…トイレも行こうとしない。替えるのは、嫌じゃない。まして、トイレトレーニングで治らないかとさえ思ってる。         父さんも医者も厳しいって言ってたけど…     俺は快に謝りたいし、元気になってほしいんだ!そのためなら、なんでもする…いや、したいんだ!言ってくれよ…快…      って、心でそして目で快に訴えた。    



                『快?出ちゃったか。替えよう』って言うと泣いて しきりに拒む。     俺に涙を流しながら恨むようにも見えるし、悔しさと情けなさ、そして、自分は悪くないのに、こんな姿を双子の俺に見せるあいつの屈辱が、ヒシヒシと伝わってくる…        そりゃそうだろうな…  耐えれないし、話せないだろうな…。       でもやっぱり話したいよ!快…って思っていた。              『快?嫌ならかまないぜ!もうすぐ風呂に入るから、それまでそのままでいてもいいから…』って言うと泣きながらズボンをずらす快…           俺は『自分で穿く?紙パンツにするか?手伝うぜ!』って言うと、涙でぐちゃぐちゃな顔のまま、横になった。泣いてしきりにおむつを隠す快。       いつもおもらしした時、特に俺に見られたり、見てる前で失敗したら必ず泣く。見られたくないんだろうな〜。俺でも屈辱だから…
            『快?替えよう!な!?』って言うとそっと手を離した。見たら前は溢れても仕方ないぐらいパンパンで、まっ黄色のおむつ。サイドを破り、前を開けたら、おしっこの匂いがホワ〜と立ち上が




る。しかも暖かい。今したんだ…無意識に…             俺は優しく、拭いた。赤くなったチンチンとお尻が痛々しい。お尻拭きを取り、赤くなったところを念入り拭くと快が痛そうにする。  見たら左手が拳を作って震えてる… 屈辱なんだ…と思った。 俺はパウダーをふりながら『快?俺に替えられるの嫌か?屈辱だよな…もう替えないほうがいいか?』って聞いたら…  初めてだよ!あの事故以来初めて首を横に振ってくれたんだ!                    俺、嬉しくて、嬉しくて…涙が出た。       『快!ありがとう〜!初めて俺の言葉に反応してくれて…』って泣いて抱き締めた。          快は涙を流して何も言わないけど…        俺『快?首でいいよ!気が向いた時だけでいいから…首で会話して!頼むから…きっと話せる日が来るから…俺、必ずお前を元通りにしてやる!トイレも…右手も…できるかわかんないけど…』って言った。
            『おむつはどれ?これ? パンツにするかぁ〜』って涙を拭いて笑って聞いても何も言わない。でも『夜だしさ!パンパースにしようぜ!』って言うと股を広げてくれた。これも初め


て。いつも俺が開けるか、言ってからでないと開けないのに…          俺はあててやると『快?風呂に入ろうな!一緒に!でな!今から夕飯作り直す!今日はトンカツだ!お前と俺の大好物!マズイなんて言うなよ〜』って部屋を飛び出した。                   俺はトンカツを作りながら考えた。        そうだ!まず、快が喜ぶことをしてやろう!そうすりゃ笑顔や楽しみが増えるかも。楽しみが増えたら、やる気が…その時が俺の出番だ!そう考えた。その環境には、何が…そうだ!パソコン!あいつ頭いいし、携帯よりパソコンのほうがいいに決まってる。父さんに頼もう!快喜んでくれっかな?そんなこと考えたらワクワクしてきた。                風呂上がりな快と一緒に夕飯。『快〜?うまいわかんないけど…』って苦笑い。快は、食事も嫌いなんだ。スプーンとフォークが使うのも嫌なんだ。最初は投げてたし…あんま食べないし…でも今日の快は少し違った。自分からフォークを持ちトンカツを食べてくれた。『うまい?正直どうよ!』って言うと返事はない。でもきれいに食べてくれた。           うまかったんだぁ〜よかったぁ〜と快に
笑いかける。快は無反応だけど、お皿で返事してくれた。                            夜、父さんが帰ってきた。『父さん待ってたよ!俺の頼み聞いて!誕生日もクリスマスもプレゼントいらないから…お願い!快にパソコンを買ってあげて!俺の貯めた小遣い全部出すから…』って貯金箱を置くと『どうしたんだ!快が何かあったのか?』って言うから、今日のこと、首をふってくれたこと、食事を完食したこと伝えて、俺の気持ちを伝えた。でも父さんは『買ってやってもいいけど、条件がある!学校に行くこと!リハビリをすること!それを快に約束させるなら買ってやる』って言われた。    俺は『それは、強制だろ!快はパソコン欲しがってないんだって!携帯持って、昔みたいに目を輝かせてたんだ!俺は、快に自由な環境を用意してやりたいんだ!楽しみを一つでも…』って言うと『ダメだ!甘やかしてもいいことない!』って言う父さんにキレてしまった。『どこが甘いんだよ!快は事故に遭わなきゃ学校も行ってたし、右手だって!勉強だって…父さんは快じゃないから…家帰って来る日も少ないのに、何がわかるんだよ!快は今、おむつなんだぜ!トイレ行きたく
て行けなくて、行けなくて…赤ちゃんおむつに垂れ流して…俺に替えられて赤ちゃんみたいに…父さんは、快が悪いって言うのかよ!父さんがそんなこと言うならもういい!俺の年玉貯めてるんだろ!出せよ!早く!俺が買う!俺の金だろ!俺の将来どんなに金に困っていい!今は快にパソコンを買ってやりたいんだ!快のいない将来ないて意味ねぇからよ!』って言った。         正直殴られると思った。 怒りと真剣な顔の父さん。            『わかったよ!買ってやる!お前の言う通りだな! 悪いのは、快じゃない… でも元気を取り戻したら、学校にリハビリだ!いいな!快を頼むぞ!爽!』って言ってくれた。                 翌日、父さんは約束通り パソコンをしかも最新型を買ってきてくれた。   しかも快の前で『快?プレゼントだ!好きなことに使っていいが、危険なサイトは見るなよ!使い方わかるな?わからなかったら聞きにこい!でもこれは、父さんからじゃなく、爽からだ!』って快の頭を撫でて笑ってくれた。
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