おむつの小説

ほんとの兄弟って…第2話『やっぱり帰りたい…』
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母さん、父さん、俺、全員が慰めると『怖い…帰りたい…』って言った。   さすがに父さんも、とまどっていた。                   『ん?龍君?なんで?おじさん嫌かい?パパって呼ばなくてもいいよ。ここは、龍の家。部屋もあるよ。 何が怖いの?』って聞くと『僕…また知らない間に1人に…』って泣いた。              母さんが『大丈夫!龍にはお兄ちゃんがいるのよ!ね!?達也!』って母さんが笑って俺を見る。    『ん?俺!?確かに嫌じゃないけど、いきなりお兄ちゃんと言われても…』って言うと『ごめんなさい…』って謝って泣く龍君。              父さんが『飯にしよう〜!どこか行こうか?何食べたい?』龍君に聞くと、ただ泣いてた。俺もさすがにかわいそうだと思い『ご飯一緒に食べようか?母さんの飯うまいぞぉ〜』って言うと頷いた。                   ご飯を食べながら話をしたけど、弾まない会話。  思い空気が流れる…   あんまり食べず俺たちの顔色を伺っている。

夜父さんが『あの子は親が1人で置いて行ったみたいなんだよ。でも素直な子なんだよ。頼む達也。お兄ちゃんになってやってくれ。ここに来るのも最初は、喜んでくれてたのに…』って父さんが言うから、『わかった。協力する。でも、いきなりほんとの弟のようにできる自信ないよ!』って正直な気持ちを言った。                         部屋で遊ぼうとしても楽しくないみたいだし、ゲームはしたことないと言う。夜寝る前になるとそわそわしてる。怖いのか?と思い『どうしたの?怖い?1人で寝るの?』って聞くと 頷いた。俺はかわいいなぁと思ってしまった。    『じゃぁ一緒に寝よっか?』って言うと『でも…でも…僕…』って言う。『ん?大丈夫!お化け出ても退治してやる!』って笑って言うと初めて笑った。                           翌朝なんか冷たい…   まさか俺…って布団をめくり、ズボンを見ると大丈夫だった。ん?と思い横を見ると泣いてる龍君がいた。『おねしょは君だったのか…ビックリしたよ。俺がしたのかと思ったよ』って言うと泣いてひたらすら謝っていた。                    母さんに言わなきゃ…  でもなるべく、あの子が傷つかないように言ってやろうと思っていたら、龍君は俺に『ごめんなさい…』と謝って下に降りて行った。
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