おむつの小説

ほんとの兄弟って…第5話『みんないるよ。仲間だよ。』
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龍と二人でお風呂に入る。            『おぉいい湯加減。龍君はお風呂好き?』って聞くと『うん…』と言う。しかし元気ない。洗いながら『なんで元気ないの?楽しくない?嫌?』って聞くと『嫌じゃないけど…』と言う。            『ね?おねしょなんでするか教えてあげよっか?しないとまでいかないけど、減らすことできるかも。』って言うと『うん。教えて!』と少し明るくなった。             俺は風呂を出て龍君の着替えを少し手伝ってると『ねぇ?ほんと…しないの?』って聞くから『いきなり、しないとは無理だよ。でも減らすだけじゃ嫌?学校でもいきなり九九はしないよね?まず、足し算と引き算をやるだろ?それと同じさ!ちゃんと頑張れば治るよ!』って言うと『うん。頑張る!今日はごめんなさい…』と謝る龍君が、かわいそうに思えた。                 俺は『部屋おいで。』と手をつなぐ。       少し恥ずかしいけど、嬉しい気持ちと龍君の手の暖かさになんかほんとのお兄ちゃんみたいだなぁと思った。                       俺は部屋に入ってパソコンを立ち上げおねしょと打ち込む。そしてなんでなるか、しちゃうのかをわかるように説明した。例えば… 夜尿には精神的からしてしまう場合も少なくないのです。その時はおねしょは、絶対叱らず、子供の心のケアをしてあげれば、よくなります。とある。    『龍君難しいから、わかるように説明してあげるね。あのね、寂しいとか怖いとかそんな気持ちなら、おねしょしますよ!って書いてあるよ。龍君はどう?寂しくない?怖くない?』って聞くと『怖いし…お化け…それに寂しい…いつも一人だったし家じゃ…帰ればみんないるから寂しくないもん…』と言ってきた。  『うん。みんないるよね?でもここには母さんも父さんもいるし、俺もいるよ。お化けは退治してやる!!お兄ちゃん強いんだぞ!』と笑って頭を優しくなでると『うん…でも毎日するもん…おねしょ…』とまた元気がない龍君。                 俺はおねしょはそんな辛いものなのか…と思った。 あきらかに精神的からもきてる。でも俺はここまで、ひどくなかった。俺もしたし、今も忘れた頃に…  気持ちはわかるのに…  仕方ない…                   達也は『龍君おいで』と言い立ち上がった。
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