おむつの小説

ほんとの兄弟って…第7話『服を買いに行こう!』
1/1ページ目

アルバムを見てるとグ〜って音がした。                  俺と龍君は顔を見合せ笑う。『お兄ちゃんお腹へっちゃった。龍君一緒にお弁当買いに行こうか?』って言うと『うん!』って笑ってくれた。見たら時間は1時前だった。                   行く用意をして、龍君を見たら、服がかなり色褪せたり、クタクタのパーカーだったり。ズボンは何回も繕ったあとが見られる。  『龍君?服はこれだけ?』って聞くと『まだあるけどこれじゃダメ?』って聞くから『いいよ!行こうか!』と言い母さんにメールを打った。龍君の服買ってあげたいけどいいかな?と。            手をつなぎ商店街を抜けるといつものお弁当屋さんに着いた。        『龍君?何食べたい?何でもいいよ!』って聞くと『何でもいい…』って言う。遠慮してるのかな…と思い、『何が好き?』って聞くと『ハンバーグ!』って言うからニコっと笑い『OK!ハンバーグ弁当とトンカツ弁当下さい。両方デラックスで。』と言いお弁当を待ってると携帯の着信音が鳴った。母さんからだ。 いいわよ!かわいいの買ってあげてね!って。               帰ってお弁当を食べながら『龍君おいしい?お弁当食べたら、服買いに行こうか?もうそれボロボロだろ?新しいの買っていいよ。って母さん言ってたよ』と言った。         もちろん喜ぶと思ったら違った。                     いきなりお弁当の箸を置き『いらない!これ大事な服だもん!!ママが買ってくれた服だもん!まだ着れるもん!!』って服をかばうように言う龍君。    『龍君?捨てなくていいから…大事なママとの思い出の服なんだね。でも、もうボロボロだよ。ね?大事にしまって買いに行かない?嫌?』って聞くと『ほんとに捨てない?』って聞くから『うん。捨てない。』って笑うと『行く!』と言って笑ってくれた。                俺は正直、捨てる親の服がそんな大事なのか…と思ってしまった。      しかし彼にとっては大事な思い出なんだろうな。と思うと同時に理解できないとも思った。                   手をつなぎ龍君と服を買いに行くと色とりどりのかわいい服がある。     『龍君?どれがいい?』って聞くと『決めて!』と言ってきた。俺は『俺が決めるの?いいよ。じゃぁ何色が好き?』って聞くと『オレンジか青!』って言うので、青と緑のチェック柄帽子にオレンジのパーカーを選び『これでいい?』って聞くと喜んで『うん!帽子カッコいい!』と喜んでくれた。セーターとトレーナー、ジーンズを数枚と靴を買い、学校に行く準備は、できた。                    夜、父さん達の部屋で俺は父さん、母さんに服と今日の様子を話して俺は『ねぇ?父さん?あのさ!捨てた親がいいのかなぁ〜。俺なら恨むよ。だって…俺は弟に接するように頑張ったのに…あいつ…父さんや母さんをパパ、ママとも言わず捨てた親の服を大事にしてさ!』って言った。   理解できない…     俺なら喜ぶのに…    なんか怒りに似た気持ちが沸き上がったいた。

[指定ページを開く]

章一覧へ

<<重要なお知らせ>>

@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
@peps!・Chip!!は、2024年5月末をもってサービスを終了させていただきます。
詳しくは
@peps!サービス終了のお知らせ
Chip!!サービス終了のお知らせ
をご確認ください。




w友達に教えるw
[ホムペ作成][新着記事]
[編集]

無料ホームページ作成は@peps!
無料ホムペ素材も超充実ァ