おむつの小説

友達ができるまで…第4話
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剛が、学校に着くと、なんだか怖くなった。    理由はそう、いじめだ。 おむつ、おもらしばれてないか心配で仕方ない剛… 
教室に入るとなんら、いつもと変わりない。克己の横でみんな、部活の話題で盛り上がっている。    
いきなり春夜が『おはよう!剛!顔色悪くねぇ?大丈夫か?無理するなよ!』って笑って心配してくれた。僕は『春夜!昨日はありがとう』と言っただけ…  怖くてそれ以上言葉が出ない。おむつをこまめに替えおもらしに注意するのが、精一杯だった。3回目のおむつ交換に行く時、春夜とすれちがった。春夜は『剛?最近トイレ多いな!腹でも壊したか?』って言ってきた。笑って冗談ぽく、いつもの春夜の言い方。僕は素直になれず焦りから『なんだよ!知ってるくせに!トイレ行ったら悪いのかよ!』と言って走り去ろうした。でも春夜に腕を掴まれた。 

春夜が『剛!俺が何知ってるんだよ!隠して逃げてんのはお前じゃねぇ?ちがくねぇ?俺、何か言ったか?気にさわること言ったか!なんだよ!言いたいことあるんだろ!言ってみろよ!文句あんだろ!?』って。
僕は泣いて『ごめん春夜!』とだけ、言って立ち去ってしまった。      
帰りまで、春夜が怖くて、会話はもちろん、目を合わせず、時間だけが過ぎていった。もう無理だ…友達なんて…と思い帰ろうとしたそのとき…
校門前で春夜に呼び止められた。         
『ちょっと来いよ!』と言われて、殴られるか、いじめられる…と思って震えていた。

そんな僕に気付いた春夜は『ごめん言い過ぎた!でも俺は間違ってねぇ!俺、お前と話そうと思って声かけたら、あれだしよ!あんなこと言われてカッとなってさ…』って。僕は泣いてしまって言葉が出ない。  しかも怖さや安心感、嬉しさや寒さからか、わかんないけどおしっこを漏らしてしまった。       
泣いて気付いてない僕… 春夜は『もう泣くな!って怒ってねぇし、謝っただろ?お前それより小便…』って言われて初めて気付いた泣き崩れる僕に、春夜は 『うち来いよ!オヤジやおふくろいないしさ!な!?行こう!』と僕の肩を支えて、ズボンには、自分の制服を腰に巻いてくれた。 そして、春夜の家に着いた






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