1/1ﾍﾟｰｼﾞ目 琉生はトイレを出て部屋に戻った。すると『さっそくだけどさ…』って貴之。 話しだそうとしたら部屋がノックされた。 おばさんが入って来て『これお菓子食べてね。勉強頑張ってね！ちょっと買い物行ってくるね。貴裕も連れて行くからごゆっくり』と笑って言う。俺は『ありがとうございます』と会釈をした。 ２人きりになると貴之は『俺、遥に言う前にさ！遥から『愛歌のことどう思う？ね！？嫌い？愛歌ね、貴之のこと好きみたいなんだけど… 今度私と琉生と貴之愛歌で遊び行かない？』って言われたんだよ。『何も聞いてないか？琉生！！正直に答えてくれよ！』と真剣な目で俺を見た。俺は『ん？俺…』と自分を指差す。 うなずく貴之。琉生は女子には全然関心がない。 楽しく話すだけ…異性とも恋愛対象とかもないのであった。 『俺、遥から何も聞いてないぜ。ただまぁお前が言うようによく俺に話しかけてくるのは確かだけど…』って言うと『ほんとに何もないなら、俺を助けると思って愛歌とデートしてくれないか？』って言う貴之に『俺、愛歌別に好きじゃないし、遥もだけど…みんなで楽しめばいいじゃん！！』と笑う琉生に貴之は目が点になった。 『あのさ！琉生？俺の話聞いてたよな！？デートって言うと二人きりになるんだよ！わかるだろ！！そこで俺は遥が…愛歌は俺が…好きなわけで、お前が愛歌が好きと言ってくれたら助かるんだよ！』と言うと『でも俺好きじゃないぜ。愛歌のこと。付き合うとかできないよ！』って言うと『頼む…』って真剣に頼む貴之。 琉生は俺はママが好きだから…帰りたいから引き受けてもいいけど、邪魔くさいしなぁ…それにママは日曜は休みだから、引き受けたらずっと一緒にいれないじゃん…と思い悩んでいた。 黙って悩んでいるとおばさんが帰ってきた。 貴裕君が『ママがねケーキ買ってきたら呼んで来て』って笑う。貴之が『まぁ考えていてくれよ！行こうぜ！』って言った。 リビングに行くと俺はビックリした。 椅子の横には貴裕君のおむつが買って来ていた。 しかも俺と同じおむつのサイズ違い。しかもテープタイプもある。俺は少し顔が赤くなった。 おばさんが『少し待ってね。紅茶いれるから…』と言うと貴裕君を呼びいきなり俺の目の前でズボンをずらし『トイレ行っておいで！あぁ～おしっこ出てるよ！クチャイクチャイ！』って言うとテープを外す。貴裕君は『出たからない！』と言うが『出るかもしないよ！お兄ちゃんだもんね。貴裕。1人で行けるかな？』と言うと『行けるよ！！』と元気に言うとトイレに走った。 俺はじっと見ていた。 いいなぁ～羨ましい…あんなふうに言われたい。 言われたらトイレも楽しいのに…と思っていた。 おばさんが『ごめんねぇ～まだおむつしてるのよ～。紅茶いれてくれるわね』と言って紅茶をいれに行った。貴之と座ってケーキを選んでいたら、『出なかった』と言って、貴裕君が帰ってきた。おばさんが『行けてえらい！えらい！』と頭をなで『ママ、夕飯の支度するからこれ穿こうか？』と言ってうさぎ柄のパンツタイプのおむつを広げる。しかし、貴裕君が『アンパンマンがいい！！』と言うと『アンパンマンならしっこ言えるかな？』と聞く。『うん！言える！！』って言うとじゃぁしてあげるからねんねしてね！』って言うと近くにあったソファーベッドに寝るとおむつをあててもらっていた。 羨ましくずっと見ていた。 紅茶を飲みながら貴之と話していたら『そうだ！今日父さん出張でいないのよ。琉生君ご飯食べて行って。勉強付き合ってくれたお礼に…』と言われた。 今思えば何を考えてあんなことを言ったんだろう… と琉生。 琉生は外では、よくできた子供で決して幼児らしき姿は見せない。 『そうなんですかぁ～。僕の母さんも今日仕事でいないんですよ。』と言ってしまったのだ。すると『ちょうどよかったじゃない！琉生君泊まっていけば？』と言われた。 [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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