おむつの小説2

おねしょにも自分にも強くなろう!第17話『琉生の疑問』
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琉生は少しずつ素直にありのままの自分を見せようとしていた。しかし自分では気付いてはいない。ただ自分の疑問をぶつけるのだった。                      風呂に入ると背中を洗いっこする2人。俺は疑問と言うか、みんなは…と思い聞いてみた。『貴之は甘えたいとか思わない?』って。『ん?甘えるって母さんにか?お前は甘えたいの?』って聞かれた。黙る俺。すると『俺は甘えたい!とか思わないぜ!貴裕じゃないしさ!でも母さんはいつも俺を見てくれてるからさ、相談や辛い時は胸で泣いたことや話して嬉しいとか楽しいって思うことならあるぜ!それを甘えるって言うなら甘えるかな。琉生は?』って聞かれた。俺は… 黙る琉生…。しばしの沈黙のあと琉生が口を開いた。            『お、俺…甘えたい…。母さんに。貴裕君みたいに…おかしい?』って涙を流して言う琉生。背中越しに…涙声を聞いた貴之は『おかしいことないと思うけどハズくない?俺は嫌だな!確かに甘えたい時はあるよ。でも貴裕みたいにママ〜とか言えないな。だってもう小6だし、貴裕みたいな扱いされたら嫌だからさ!』って言うと『そうか…』と言うと洗う手が止まり元気がなくなった。                 貴之はすべてを悟った。 『琉生?かっこいいこと言ったけどさ、俺も貴裕とやってることかわんないんだぜ!いや、正直言うと貴裕のほうがお兄ちゃんかもな…』と言った。『何がだよ!』って聞くと『さっきのおねしょさ!貴裕もおむつ俺もおむつ、で、貴裕は布団濡らさず、俺は濡らす…しかも貴裕のほうが夜はしない日が多いしさ…さっきはあんな強気なこと言ったけど負けてるのさ…でも、おねしょはわざとじゃないし仕方ないこと。いつまでも母さんに体拭いてもらってたらおかしいじゃん! ほんとは泣きたいし、貴裕みたいに甘えたいけど我慢してるだけさ!そんな気持ちは貴裕がいない時に買い物とか一緒に行って甘えてるんだ』って苦笑いする貴之。『そうかぁ〜』と琉生が言うと『要は甘え方じゃねぇのかな?大人っぽくって言うかさ!かっこよく甘えたいじゃん!』って言うと『そうだな!!かっこよく甘えたいよな!?お前すごいな!!』って言うと笑う2人。琉生は素直になり『俺…秘密あるんだ…いっぱい…お前に謝らなきゃ…聞いてくれるか?でさ!かっこいい甘え方教えてくれよ!』って顔を真っ赤にしながら言う琉生であった。

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