おむつの小説2

おねしょにも自分にも強くなろう!第19話『俺も同じだよ…』
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泣き崩れる琉生…    何も言えずに泣くだけしかできないでいた。                貴之は『琉生?俺も同じだったんだよ!いつも泣き崩れてたんだ。貴裕が小さい頃、夜は寝ておむつだったんだ…。 兄弟並んでさ…俺は嫌で仕方なくてさ!朝起きておむつ見て泣いて、替えるのに嫌で泣いてさ。昼まで泣いたり布団から出てこれずに…。友達に見られたりばれたりしないか、ヒヤヒヤだったんだ。毎日隠してた。でも父さんがさ、たかがおねしょ…辛いのは隠すから辛いんだぞ!辛いのはわかる。でもそれを受け入れ前向きに考えなきゃいつまでたっても同じだぞ!辛いのは一瞬さ!その辛さを隠して引きずるほうがなおさら辛いんだぞ!まず自分のできることをやる。泣く前にどうすればいいか考える。そして、したらしたで仕方ないと思うこと。お前は悪くない。それに人間完全なやつはいない。例えばチビ、デブ、色んな悩みを抱え生きてるどんなすごいやつでも、必ず1つは悩みや弱い一面はある。父さんもな…でもそれを受け入れ、それに負けない気持ちを身につけろ!そうすれば将来必ず役に立つし、今後どんな困難や辛いことにも耐えれる。友達が笑うなら笑わせればいい!そんなやつはほっとけ!そんな友達より、ほんとの友達見つけろ!お前のいいとこ、悪いとこ、恥ずかしいこと、悩み…すべて受け入れ相談にのってくれる友達を…ってさ。だから俺は琉生みたいになりたいし、おむつを見ても何も思わない。友達になりたいしさ!俺は琉生と同じだったし琉生の気持ちわかるから…』って言ってくれた。      俺は嬉しかったけど何も言えずにいた。                  俺が黙ってると『友達になるの嫌か?ほんとの友達に…』って聞いてきた。  俺は首を横に振った。  でも俺の中で素直な受け入れれなかった。                 なぜかはわからない…  貴之を疑ってるわけのか…ううん…そんなことはない貴之の目を見ればわかる。ただなぜか素直に『うん』とはいえずにいた。   俺は自分の思ってることをすべて貴之にぶつけてみようと思った。
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