おむつの小説2

おねしょにも自分にも強くなろう!第25話『憂欝な朝』
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涙が止まらず焦りだけがつのる琉生…                   はぁ〜やばいよ〜。でも出なきゃ母さん来るし…  昨日穿いとけば…でも… あぁ〜なんて言えばいいんだよ!!と思うと涙がとまらなかった。でも俺は強くなるんだ!!もう甘えない!と俺は決めたんだ!!                         でも…なんて言おう…  起きてパジャマを見ると上着までいってる…もちろん布団はビシャビシャだ。 隠そうかな…でも隠せるわけないよ。こんなじゃ…と思ってると部屋がノックされた。                     『琉生?おねしょは大丈夫?してたら、お風呂入りなさいよ!自分で着替えのよ!』って言う母さんに『わかってるよ!』と言った。            俺はパジャマを脱いでパンツにパットをつけて穿いた。でも問題はこれからだ。濡れたパジャマとパンツを脱衣場に持って行かなきゃいけない。俺は今まで1度も自分で持って行ったことはない。いつも母さんが持って行ってくれてたから。            俺は涙をこらえ濡れた洗濯物を持って下に降りて行くと琉慈がいた。『おはよう!!琉生おねしょしたのか?おむつは?』って聞く琉慈に『うるさい!!おむつはしない!!俺は赤ちゃんじゃない!!』と言った。『なんだよ!おねしょしたら一緒じゃん!今まで赤ちゃんなりたい!って言ってたくせに!おねしょしてるし、チビルくせに何偉そうに言ってんだよ!!』って言われて、つい、『なにを〜』って琉慈に殴りかかった。琉慈を殴ってたら『何してんの!!』って母さん。俺は何も言えなかった。            『ママ〜!!琉生がね、琉生がね、殴るんだよ』って母さんに甘える琉慈。  俺が黙ってると『ほんとなの?琉生?』って聞かれたけど、何も言えずに泣いて風呂場に向かった。俺は悔しくて、琉慈に言われてたことが間違ってないこと、でも、どうしたらいいのか、なんと言い返したらいいのか、わからず『くっそぉ〜』って洗濯物を洗濯機に入れて風呂に入って泣いた。                       出ると母さんが『琉生?ちょっとおいで』って優しく言ってくれた。でも俺は『俺が悪いだよ!!もういい!』って着替えて学校に行こうとしたら『琉生ご飯…』って言われたけど『いらない!!』って言って琉慈を睨んで家を出た。               一方琉慈は『ママ?今日は何時ごろ帰るの?』ってパンを食べる琉慈に『ママじゃないわよ!何言ったの?琉生に。』って言うママ。俺は下を向いて黙っていた。『琉慈?母さん琉慈の好きなとこは素直だし、嘘つかないことよ』って真剣な顔の母さん。『ごめんなさい。赤ちゃんって言った…』って言うと『なんでそんなこと言ったの!いつも仲いいのに…』って言われたから『だって琉生偉そうに言うし…』って言うと『琉慈?どっちが悪いかわかってる?』って言われたけど『俺は間違ってない!あたってるもん!おむつしてなくても、おねしょしたら赤ちゃんだもん…』って言うと『ほんとそんなこと思ってるの?琉生いつも琉慈と一緒に寝てくれたんじゃないの?』って言われたから『だから俺は赤ちゃんだもん!』って言うと『じゃぁパンツ脱ぎなさい!おむつして行きなさい!』って言われた。『嫌だよ!ごめんなさい…』って言うと『勝手にしなさい!もう母さん知らないからね!!』って言われた。俺は間違ってないもん…間違ってないもん…悪いのは琉生だもん…って思いながら家を出た。
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