1/2ページ目 龍が養子に来て3ヶ月をむかえようとした。 龍は少しずつ心を開くものの、相変わらず母親をおばちゃん、父親をおじさんと呼んでいる。かなかなかママ、パパとは言えないでいた。達也にもお兄ちゃんとは言えるが、家族が揃うと父親、母親の前では元気に言えないでいた。 またおねしょも2人揃って毎日していた。変わったのは、龍の回数が減ったぐらい。と言っても一晩に2回が1回になる日がたまにある程度だ。 そんなある日の夜… いつも通り達也は龍が寝たあと、下に降りおむつを穿いていると『お兄ちゃん何してるの?』って声がした龍は、達也がいないのを心細くなり、探しにきたのだった。 俺は恥ずかしくて何も言えなかった。と言うのも龍にお尻を見せ今、足を通しているのは、まぎれまない紙おむつだから… すると龍は『前に来てどうしたの?わぁ〜カブトムシだぁ〜かっこいい!!』って言ってきた。俺は顔が真っ赤になり涙が目にたまっていった。 その時は… 『どうしたんだ?』って声がした。後ろを振り向くと父さんと母さんがいた。 『達也…』って父さん。 すると龍が『お兄ちゃんのカブトムシかっこいい!ね?おじさん!』って。泣きそうになってると『そうねぇ〜かっこいいね!龍も穿きたい?』って母さん。 俺は涙がこぼれた… すると龍が『どうしたの?お兄ちゃん?何で泣いてるの?僕が悪いの?ごめんなさい。僕怖くて…だから…』って泣いて謝ってきた。俺は『ううん。何でもないよ。泣いてごめんな。ビックリしたよな!?龍は悪くないよ。怖かったよな?』って涙を拭いて頭をなで、抱き締めてた。 俺はどうして気がつかなかったんだろう。龍はこんなに俺を慕ってくれるのに…ずっと、外でも家でもお兄ちゃんと言って接してくれてるのに俺は… 周りや人の反応ばかり気にして… たとえ血はつながっていなくても龍は俺の大事な弟だ!今わかった。龍が教えれた。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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