1/1ページ目 ある日の朝。あぁ〜濡れてる… 『う、うわぁ〜ん!う、う、えぐえぐ、うわぁ〜ん!』泣いてるのは琉生。小6になる男の子。 しかし誰もこなけりゃ、誰もいない。すると『マ、ママ〜!!ママ〜!!おねしょ…グス、聞いてる!!〜ママ〜』って叫び続ける。 仕方なくとやってきた母親は『琉生!?いつもなんで呼ぶの!!自分で着替えない!できるでしょ!?』って言うと泣きながら『できない…』って母親に着替えさせてもらいような眼で見る琉生。『はぁ…琉生6年生になるんだら、いいかげんにしてちょうだい…』と琉生に言い聞かせようとしたら今度は同じような泣き声が…隣の琉慈の部屋からだった。 『ママ!ママ〜!!おねしょしちゃった!グス、グス』って泣く琉慈。琉生と同じ双子の弟の男の子だ。 二人とも、いまだに親離れできずにいる。 いわゆるマザコンってやつだ。母親は琉慈の部屋に行き『琉慈?泣いてないで脱いでちょうだい。母さん忙しいんだから…タオル持って来るから脱いでおくのよ!』と部屋に首だけ出して言うと『は〜い!ママ早く来てね!僕待ってる。いい子でしょ?ママ大好きだから困らせない。偉い?』と言ってきたが、怒る時間も気力もない… 母親はため息をつきながらいい子で困らせないなら、泣かずに着替えてほしいものだわ…まぁ琉生より幾分聞き分けがいいだけマシか…と思いながら、下に降りタオルを用意して2人の部屋に向かうのであった。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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