階段をあがってきたのはお兄ちゃんだった。 僕は、怒られると思ってビクビクしてた。 最初に声を出したのはお兄ちゃんだった。 『太陽!どこ行ってたんだ帰ってたのか…心配して探してたのに…』 『ごめんなさい!』 謝るしかできなかった。 『太陽?どうしたんだ?ちらかしてダメじゃないか!』って。 僕は、布団から出られないでいた。 布団をかぶって。お兄ちゃんの顔も見れないそんな僕にお兄ちゃんは『顔見せろよ!どうしたんだ!風邪ひいたのか?』って。 黙るしかできない僕。 お兄ちゃんが布団をめくってこようとしたから、必死に引っ張ったけど、力で勝てるわけない。 布団をめくられ、おねしょがばれた。 怒られる!って思ったら時お兄ちゃんは『おねしょしたのかぁ〜だから出てこなかったんだ!』って、笑ってる。 怒られると思ったのに… それからお兄ちゃんは優しく『太陽?サンタさんいるよ?信じられないなら、信じなくていいよ!でもお兄ちゃんは信じてる。太陽が寝て、お兄ちゃんも寝たらサンタさん来るんだよ!』って。 僕、お兄ちゃんにいっぱい泣いて、いっぱい謝った。 ゲームを投げたことや本を投げたこと、おねしょしたこと。 そしてサンタはいない!って言ったこと。 ほんとは、信じてたのに… そしたら、お兄ちゃんは『うん。太陽が信じてる限りサンタさんいるし、来るよ〜』って頭なでてくれた。 お兄ちゃんが最後に『サンタにおねしょ見られたら、恥ずかしいだろ?おむつして今日は一緒に寝ようか?』って言った。 お兄ちゃんがおむつ穿かせてくれた。 少し恥ずかしかったけど、持ちよかった。 お兄ちゃんの手のぬくもりと布団に一緒に寝て、お兄ちゃんの体か暖かかった。 そして… 起きたら、プレゼントは ちゃんとあった。 僕の欲しかったゲームが… その時わかった。 やっぱりサンタはいる!って。 お兄ちゃんは嘘つかないって… おわり [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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