🌙サーシャsasha物語🇬🇧

ストーリー6 心臓病…
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それは咳から始まりました…。
ただの軽い病気だと思いましたが、大事をとって掛り付けの獣医さんに診察していただきました。
熱がある時の咳は風邪である場合がほとんどで、熱がない時には心臓病の可能性が高いとの獣医さんの言葉…。
とりあえず熱を計るとサーシャには微熱がありました…この時の微熱が、サーシャの心臓病の発症を獣医さんに報せることを拒むことになろうとは、思いもよりませんでした…。
風邪ではない子に風邪薬を投薬しても…完治するはずもなく、相変わらず咳は治まりませんでした。
一週間後の二度目の通院の時に、念のためにと、心電図をとりました。
結果は…。
レベル1〜3まである心電図のグラフ…サーシャはレベル2でした。
レベル1は普通の犬。
レベル3は二週間以内に死亡する犬。
じゃ…レベル2は…
それは、その子に合う薬が見つけられ、なおかつ生命力のある子ならば、心臓病とうまく付き合っていけると…。
目の前が真っ暗になりました…。あまり、走ってくれなかったのも…心臓病が原因だったのかも…いろいろな事柄が頭の中を駈け巡ります。
我が家の子にならなければ、こんな病気が発症することはなかったのではないのか…。そうした、自責の念にもかられました。
でも、サーシャはまだ元気で、生きています。うまく心臓病と付き合っている犬達もたくさんいると、獣医さんはおっしゃってくださいました。
飼い主が落ち込んでいては、サーシャは頑張れないでしょう。サーシャのためにも、自分がまず頑張らなければと…。
この日からが、広い意味でのサーシャとの闘病生活の始まりということになるでしょう。
昨年、2005年10月の事になります。
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