1/5ページ目 【基礎知識】 01)キャンピングカーって何ィ8ナンバーってィ 特殊用途自動車に分類されキャンピング車として8ナンバー登録したクルマのこと。登録するには、細かい構造要件を満たしていなければならない。車室内に居住し、キャンプをすることを目的とした自動車であって、次の条件を満たしている必要があります。 就寝設備(ベッド)は「乗車定員の3分の1以上の大人用就寝設備を有すること(端数は切り上げる、乗車定員3人以下の自動車にあっては2人以上)」となる。水道設備があり、10g以上の給・排水設備が必要。次に炊事設備だが、調理台として使用する場所に0.3×0.2b以上の平面が必要でコンロ等により炊事を行うことができる必要があります。さらに、立つ位置から1600_の全高を確保する必要があります。また、火気等の熱を発生する場所の付近には十分な断熱性、耐火性を有し、窓や換気扇により必要な換気ができるなど細かく定められています。ほかにも、固定方法や面積など細かく決められています。近年では8ナンバー登録してなくても、実際に寝られたり炊事ができる、4、5、3ナンバーなどのクルマもあります。 02)キャンピングカーの中でちゃんと寝られるィ 寝ることが目的のクルマですから、もちろんちゃんと寝ることができます。キャンピングカーの構造要件の中に就寝設備について細かく規定があります。「乗車定員の3分の1以上の大人用就寝設備を有すること(端数は切り上げる、乗車定員3人以下の自動車にあっては2人以上)」この場合、大人用就寝設備を2人分以上所有している場合、子供用就寝設備を2人分以上をもって大人用就寝設備1人分と見なすことができます。 また構造や寸法も細かく定められており、寸法については下記にまとめてありますのでそちらを参考にしてください。そのほかにも就寝設備の座席の兼用や格納式、折りたたみ式などについても細かく決められています。 この条件をクリアしていれば就寝定員として認められますが、この規定寸法ギリギリだと実際には窮屈な印象を受けるかもしれません。クルマを選ぶ際には使用する人の身体の大きさや、人数を想定して、実際にベッド状態にして確認することをオススメします。 《キャンピングカーの構造要件で定められている就寝設備の寸法》 ●大人用〉 上面が水平かつ平らである等大人が十分に就寝できる構造であること。寸法は長さ@1.8b×幅A0.5b以上の連続した平面をもつこと。さらに1人あたりの就寝部位毎に就寝部位の上面から上方向にB0.5b以上の空間を有すること。ただし、就寝部位の一方の短辺から長手方向にC0.9bまでの範囲にあっては0.3b以上の空間があれば良い。 ●子供用〉 大人用を基準に@1.5bA0.4bB0.4bC0.8bに置き換えて考えれば良い。 さらに詳しく知りたい方は国土交通省のホームページへアクセスしてください。 http://www.mlit.go.jp 03)最大のメリットはィ やはり好きな時に好きな場所へ旅ができるということでしょう。家族や仲間と一緒に、慣れ親しんだ「自分の部屋」ごと旅先に移動する感じです。 また、最近はペットを飼っている方も多くみかけますが、自分のクルマなのでペットを連れて行くのも自由です。家族同然のペットと24時間一緒にいられるのはキャンピングカーならではのメリットです。またテントキャンプと違い、設営の手間がかからないのも魅力的です。しかし、クルマで寝られるからといってどこで泊まってもいいというわけではありません。マナーとルールを守って、素敵なキャンピングカーライフを楽しんでください。 04)どのような種類があるのィ キャンピングカーには大きさ分けて自走式とトレーラーがあるが、さらに大きさや特徴によって細かく分類されています。 ここでは日本RV協会(JRVA)が定める「キャンピング車の日本市場におけるタイプ別統一呼称」を紹介します。 ●フルコンバージョン 通称「フルコン」 生産国が北米のものは「クラスA」 専用のベアシャシー(フレーム、駆動系、エンジンなどのみ)にキャビンのすべてを架装メーカーが製造したもの。 ●キャブコンバージョン 通称「キャブコン」 生産国が北米のものは「クラスC」 専用のキャブ付きシャシー(含む、ピックアップトラック、SUVおよびバン型車をベースにしたもの)にキャビンを架装メーカーが製造したもの。 ●バスバージョン 通称「バスコン」 バス、マイクロバスをベースに架装メーカーが改造して製造したもの。近年ではベース車にバスを採用し、キャブコンと同じようにオリジナルのシェルを載せたものもある。 ●トラベルバンコンバージョン 通称「バンコン」 生産国が北米のものは「クラスB」 バン、ミニバン、ワゴンをベースに架装メーカーが改造したもので、もっぱらキッチン、サニタリーおよび就寝スペースに重点を置いたもの。 ●トラベルトレーラー けん引装置(ボールヒッチ、フィフスホイール)によってけん引されるシャシー(フレーム、車軸系などのみ)にキャビンを架装し製造したもの。 ●ピックアップキャビン ピックアップトラックの荷台に搭載(脱着可能)するキャビンを架装したもの。 05)どのようなクルマをベースにしているのィ 国産車はワンボックスや小型トラックが多く、海外では自動車メーカーが専用シャシーを用意していることもあります。 キャンピングカーの大きさによっても異なりますが、国産の場合、基本的には小口集配などに使われるワンボックスカーや小型トラックをベースにしていることが多い。ただし、ぱっと見は配送トラックなどと同じに見えても、中身はキャンピングカー専用シャシー。キャンピングカーに改造するのを前提に、メーカーが用意している場合がほとんどです。アメリカやヨーロッパでは、大型観光バスやトラックをベースにしたクルマもあり、乗用車を収納できるほどの超大型タイプも存在します。 06)乗車定員と就寝定員が違うのはなぜィ 乗っている人全員が就寝できれば便利ですが、国土交通省の定めた「キャンピング車の構造要件」で就寝設備として認められる面積が決まっており、全員分の面積を確保するのはなかなか難しい。同じくキャンピングカーの構造要件として「乗車定員の3分の1以上の人が就寝することができる就寝設備を有すること(端数は切り上げることとする)。ただし、乗車定員3人以下の自動車にあっては2人以上の就寝設備を有すること」となっているため、乗車定員と就寝定員に違いがでてきます。乗車定員についても座席の大きさやシートベルトなどさまざまな規定がありますが、どんな大きさのクルマであっても乗車定員が11名を超えると運転に大型免許が必要になるため、ほとんどのキャンピングカーで乗車定員は10名以下になっています。10名以下ならばバスベースのモデルでも普通免許で運転できます。 07)自分で作れないのィ キャンピングカーは、自分で作ろうと思えば作れます。ただし、器用さが要求されることは言うまでもないですし、8ナンバー取得のために陸運事務所での車両検査も受けなければならないので、一般的には専門のプロショップから購入するケースがほとんどです。クルマ以外の部分は家と同じですので、職業が内装屋さんとか、家具職人および大工さんなどの方は、自分で作る場合は有利だと思われます。それから、電気配線の知識も必要になってきます。プロショップのビルダーと仲良くなってアドバイスを受けながら、コツコツ作り上げるのも楽しみかもしれません。 08)車検はどうなっているのィ 8ナンバーのキャンピングカーの車検はすべて2年ごととなっています。乗用車のように新車時は3年という措置はありません。また構造要件にかかわるところを外したりしてしまうと、車検に通らなくなってしまいます。 トレーラーの場合も自走式と同じように車検は2年ごととなります。重量税が1万2600円(1dまで)、自賠責保険が5020円ですから、ブレーキ分解などの整備費を合わせて、車検をショップにお願いしても、約5万〜6万円程度と、自走式にくらべると割安です。 車検を受ける際には、万が一、架装部分にトラブルがあった場合にも対応できるように、クルマを購入したお店、またはRV協会に加盟しているキャンピングカーショップで受けることが望ましいでしょう。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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