1/9ページ目 電装の基本知識 電気は目に見えないだけに、チョットでも間違えると感電したり、漏電したりして危ないモノだと思っている人は多いハズだ。 実際、家庭用電源として用いられているAC100V(交流電源)では、感電すると命に関わり漏電すれば火事になる。 だが、キャンピングカーで使用する電気の基本は、カーバッテリーから供給されるDC12V(直流)で、家庭用電源とは全く違うのである。 まず最も異なるのが交流と直流。交流とはプラス電流とマイナス電流が短時間で入れ替わって流れる方式で、高圧の電気をロスなく遠くまで供給できる方式。また電圧を上げたり下げたりする変圧や、直流に変えやすいことから、家庭用電源として採用されている。 一方の直流は、プラスとマイナスの極性が一定し電気回路も単純化しやすく、最も使いやすい方式だが、簡単に変圧できない欠点がある。 キャンピングカーを含めたクルマ全般では、バッテリーから電装品までの距離が短いので単純なDC12V(一部外車やトラックでは24V)が採用されているのである。 またV(ボルト)とは、電気を流す圧力のことで、水に例えれば水圧だと考えれば良い。実際に同じホースでも、先端を細くすると勢いが増すのは水圧が高くなったからで、電気も電圧が高いと感電した時のダメージが大きくなる。12Vの電圧は、感電や漏電でのダメージが少ないのが特徴で、普通の1.5V乾電池を8個繋げた程度でしかない。プラスとマイナスの極性が常に同じなので、DC12V仕様の電気製品に直接つなげる。 電気製品の電力と電気使用量 AC100V 電子レンジ 600〜1200W オーブントースター 250〜1000W コーヒーメーカー 400〜600W 炊飯器 200〜1200W 小型冷蔵庫 100〜300W 整水器・浄水器 50〜100W エアコン(冷房のみ) 500〜800W 空気清浄器(加湿タイプ) 2〜100W 冷風扇(水タンク式) 50〜100W 扇風機(クリップ式) 20〜100W ホットプレート 800〜1500W 電気ポット(保温時) 20〜50W 電気ポット(湯沸し時) 400〜600W フードプロセッサー 100〜500W 液晶テレビ(20インチ前後) 40〜80W DVDレコーダー 30〜80W 電気カミソリ(充電式) 20〜40W 充電器(ビデオ、カメラ等) 10〜30W DC12V ポータブル温冷蔵庫 30〜80W 車内蛍光灯 3〜40W ハロゲン式スポットライト 5〜30W FFファンヒーター(ガソリン) 15〜95W FFファンヒーター(ガス)着火時 250W 電動ルーフファン 5〜30W 給水ポンプ(キッチン/シャワー) 10〜30W 車外照明装置 10〜30W 外部シャワー 15〜30W 車載用地デジチューナー 10〜20W 車載用地デジアンテナ 10〜20W [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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