2/2ページ目 つちのことは? 歴史 長野県茅野市の「尖石孝古館」に展示されている壷の縁飾りにつちのこが描かれていることから、歴史は古く、縄文時代から生息していたといわれています。また、岐阜県高山市の「飛騨民族孝古館」にも、つちのこをかたどった6000年前の縄文石器があります。江戸時代中期の図説百科辞典「和漢三才図会」には、つちのこは“野槌蛇”として絵入りで紹介され、明治から昭和にかけては、東白川村をはじめ、鳥取や和歌山など各地で目撃されています。 体長 目撃談情報によると30〜80p、胴の直径は7〜15p。胴が細長い種類と、真正つちのこといわれる胴が太くて短いタイプがいます。 体色 土や石と同化するカラーが特徴で、黒褐色や焦げ茶色、または黒、灰色などがほとんど。腹部にはマムシより大きい斑点があり、うろこも粗い。 体型 つちのこの姿は、簡単にいえば、ビール瓶に頭としっぽをつけたような太く短いヘビをイメージしてください。三角形の頭は、指3本を並べたほどの大きさ。首があり、細くて短いしっぽが、尻からちょこんと出ています。 特徴 つちのこの特徴は実にユニーク。1匹で昼間に行動する。いびきをかく。大食家である。薄気味悪い目つきで、まばたきをする。 口の中は赤い色をしている。雨が降ると鳴く。胴を張って尾部で垂直に立てるなど、さまざまな伝説があります。目撃情報によると、春から秋にかけて多く出没し、冬眠もします。無毒と有毒説が混在しています。 主な生息地 共通して言えるのが、水が美しく大自然に恵まれた土地に生息しています。巣穴は樹木の多い水辺の近くにあります。北は秋田や岩手など東北地方から、長野、岐阜、京都、和歌山、南は鹿児島まで全国各地で目撃されており、とくに東白川村は有数の多発地帯として有名。 各地の呼び方 つちのこは、漢字で書くと“槌の子”。その太く短い形状が、藁を打つ“槌”に似ていることからついています。地方によって呼び名は異なり、京都市北部や鈴鹿山脈、吉野熊野一帯、四国北部などでは「ツチノコ」、秋田、宮城、岐阜北部では「ノヅチ」、酒を入れる徳利に似ているところから滋賀では「トックリヘビ」、大きさをそのまま名前にした兵庫、岡山の「ゴハッスン」など、実に50種類以上もあります。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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