2/4ページ目 標高が三千bを超えると空気中の酸素は平地の三分の二程度になる。ひとによっては頭痛や吐き気、眩暈や脱力感など「高山病」といわれる症状が現れる。「寝不足かな」と思っても、実は薄い酸素に身体が慣れないために起きた症状であることが多い。登山道に設置された標識の『ゆっくり歩こう』という言葉は、それが自然に酸素の濃度に体を慣らしていく一番の方法だよ、というそのままの意味だ。途中で症状を感じたら、大休止をとること。それでも改善がみられなかったり、ひどい場合は山頂にこだわらず、すぐに下山しよう。山頂で吐き気を催し、水も飲めないほどの人が、下りてきたらケロッと治ってしまうのだ。夜間に登って御来光を、とか、一気に頂上を目指すという登り方は結構ハードなのだ。 空が曇りはじめ、風が出始めたら、カッパの上着を取り出してはおる。山では、百b標高が上がるごとに気温は0.6度、風速が1b増すごとに体感温度は一度下がるといわれている。夏でも防寒具として冬山用の化繊の薄手の下着を持っているといい。かさばらず、濡れたときの着替えとしても重宝だし、就寝時に衣服の下に着込めば温かい。カッパもアウターの防寒具として活用する。雨具だが、ウインドブレーカーとしても使える(逆に、ウインドブレーカーには防水性がないので雨具の代わりにはならない)。上手に組み合わせて外からの防水・防風と中からの保温を工夫しよう。ただし、これも完璧ではない。言うまでもないことだが、風雨の中の行動は極力避けたい。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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