🗻山🌄

南アルプス
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赤石山脈の範囲

赤石山脈の白峰三山
赤石山脈とは、最も広義には、諏訪湖を頂点とし、東では釜無川と富士川、西では天竜川に挟まれた山地をさす。この意味での赤石山脈は、いくつかの山脈の集合体という意味で、赤石山系とも呼ばれる。赤石山系は、南西方向では静岡県と愛知県の県境の弓張山地(天竜川の対岸)へと地形的には続いている。広義での赤石山脈には、これも含まれることがある。

しかし、赤石山系の西端に南北に走る伊那山地(標高1600-1800m)や、東端にやはり南北に延びる巨摩山地(標高1600-2000m)と身延山地(標高1000-2000m)は、山系の中心をなす山々に比べてかなり低いこともあり、赤石山脈からは除かれることもある。弓張山地についても同様である。これらの山々を除いた赤石山系の主要部を赤石山脈と呼ぶことも多い。一般に「南アルプス」と呼ばれるのは、この意味での赤石山脈のうち標高の高い部分である。

この南アルプスも、細かく見れば三つの山脈の集合体であり、そのうち仙丈ヶ岳から三峰岳、塩見岳、荒川岳、赤石岳、聖岳へとつながっていく山脈を赤石山脈と呼ぶ場合もある。その場合、狭義の赤石山脈と、白峰山脈、そして甲斐駒山脈が南アルプスを構成することになる。

地形

中央構造線起因の谷により区切られる
北端には鋸岳〜甲斐駒ヶ岳〜早川尾根〜鳳凰三山と連なる連峰が北西から南東につらなり(甲斐駒山脈)、この連山から野呂川・北沢峠を隔てた南側では、主に南北に連なる二列の山脈となる。東側の連山(白峰山脈)は白峰三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)と白峰南嶺(広河内岳・黒河内岳・笊ヶ岳など)と呼ばれ、西側の連山(狭義の赤石山脈)は仙丈ヶ岳を北端とし、塩見岳(両者の連なる長大な尾根を仙塩尾根と称する)・荒川三山・赤石岳・聖岳・上河内岳・茶臼岳から南アルプス最南端の光岳に至る。光岳より南にもさらに山が連なり、光岳以南は深南部と呼ばれる(大無間山・黒法師岳など)。

北アルプスが、急峻な山容の山が多いのに対して、南アルプスは北部の甲斐駒ヶ岳〜鋸岳一帯を除き、比較的なだらかな山容の山が多い。これは、南アルプスが北アルプスより新しく隆起した山であるため、比較的浸食が進んでいないためだと考えられている。大部分の山々は中生代白亜紀の砂岩・頁岩・粘板岩などの地層からできていて、山肌は黒っぽい。ただし北端の甲斐駒ヶ岳〜鳳凰三山の連峰だけは花崗岩よりなり、山肌が真っ白で南アルプスの中では異彩を放っている。また、最終氷期の氷河の痕跡である圏谷が、仙丈ヶ岳・間ノ岳・荒川岳などに見られる。

狭義の赤石山脈の西側には、伊那山地が平行して南北に延びており、その間の谷(国道152号が通っている)は、中央構造線によって作られたものである。
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