1/4ﾍﾟｰｼﾞ目 山はかつては「異界」とされていた。そこは人智を超えた神や魔物の住む場所で不用意に立ち入ると神隠しに遭ったり、天狗にさらわれてその眷属にさせられると信じられていた。さらには山を生活の場にする山人たちが恐れた妖怪もあった。それらの多くは自然条件が厳しく、油断をすれば遭難を招く山に対する恐れが生み出した幻想であり、崩落しやすい場所や火山活動の影響で致死性ガスの危険がある場所などを「妖怪」として比喩的に表現したものだった。山に住む妖怪の話は、別の見方をすれば、山人や里の人に山の危険を知らせる昔の人の知恵であったともいえる。 また、山に秘められた未知の力を引き出そうと古代の人間たちが山を加工したり、主要な場所に神社仏閣などの「聖地」を配置して地脈を繋ぐネットワークを築いた形跡も残っている。前者は「古代ピラミッド」、後者は「レイライン」と呼ばれている。 [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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