1/3ページ目 知床(北海道) 登録年:2005年 面積:71000f オホーツク海と根室海峡に接した北海道北東部の知床半島が世界自然遺産の登録を受けている。オホーツク海は、海氷(海水が凍った氷)が季節によりあらわれる「季節海氷域」であり、知床は世界でも最も低緯度の季節海氷域である。多様な自然環境を背景とした特殊な動植物の構成、分布が見られる。また、シマフクロウ、オオワシ、オジロワシなど国際的な希少種の繁殖・越冬地でもあり、種の存続に不可欠な地域となっているのだ。半島の中央には、日本百名山にも選ばれている標高1661bの羅臼岳を最高峰とする知床連山が連なる。連山の硫黄山は高純度の溶融硫黄を大量噴出している。 白神山地(青森県・秋田県) 登録年:1993年 面積:16971f 日本で最初に登録された世界自然遺産。青森県南西部から秋田県北西部にまたがる。13万fにも及ぶ山地帯のうち、原生的なブナ林の区域が世界遺産に登録されている。人の手が入っておらず、純度が高くすぐれた原生状態のブナ林には、ミズナラの群落やサワグルミの群落など多様な植物が見られる。また、緯度の高さにもかかわらず、ツキノワグマやニホンザル、クマゲラ、イヌワシなど多くの動物が生息している。このように多様な動植物が生息することでも特異な森林であり、現在も生物学的に進行が進んでいることから世界遺産として登録された。 屋久島(鹿児島県) 登録年:1993年 面積:10747f 白神山地と同時期に世界自然遺産に登録。宮ノ浦岳を中心とした島の中央山岳帯に加え、西は国割岳を経て海岸部まで連続し、南は本富岳、東は愛子岳へ通じる山稜部を含む区域。屋久島と言えば、世界的にも類を見ない樹齢数千年のヤクスギがあまりにも有名だが、その他にも多くの固有種や南限、北限種、絶滅のおそれのある動植物などが見られる。また、海岸付近の亜熱帯の植生から、タブ、シイなどの暖帯、モミなどの温帯、さらにヤクザサ、シャクナゲなど亜高山帯に及び、植生の典型的な垂直分布が見られるなど、特異な生態系と優れた自然景観を有している島だ。 紀伊山地の霊場と参詣道 (和歌山県・奈良県・三重県) 登録年:2004年 2004年7月に世界遺産になったが、こちらは自然遺産ではなく、文化遺産での登録。古くから神々が鎮まる特別な地域と考えられていいた紀伊山地は、山々を浄土と見立てて山岳修業の舞台となり、それぞれの起源や内容を異にする「吉野・大峰」「熊野三山」「高野山」の3つの山岳霊場と、そこにいたる参詣道が生まれた。このような歴史的要素を踏まえ、景観や自然環境としてはもちろんだが、それ以上に文化的な要素が大きく、世界文化遺産として登録されたのだ。参詣道の1つである奥駈道は、北は吉野、南は熊野本宮まで結ぶ本格山岳路である。 一般的には「熊野古道」と呼ばれる。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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