3/3ページ目 言い伝え アイヌの伝説にも湖に住む巨大なヘビの話(『鹿がこのヘビに丸呑みされた』など)や湖に住む巨大なアメマスやヒラメの伝承があり、これらに関連があるのではないかとも指摘されている。また、明治に本土からこの地へとやってきた開拓民も、現地のアイヌから湖の主のことを聞かされ、「湖を見ても誰にも話してはならない。話すと災いが起こる」と言われたという。そのため、開拓民も屈斜路湖で『主』を目撃しても、見て見ぬふりをしてきたとされ、地震が起こるたびに湖の主の祟りと恐れたという話がある。このため、湖の怪物の存在はあまり外部に広まらなかったとされる。勿論、これがクッシーのことを指しているとは限らない。 また、湖が凍ると湖面が割れる現象があり、クッシーの仕業ではないかと地元では言われている。これは、「御神渡り」(おみわたり)現象といわれる。同様の現象は諏訪湖でも観察されており、神が通った跡と説明されている。湖面にできた氷が収縮と膨張を繰り返すと、湖面に氷の山ができあがり、一見するとヘビのような形になって湖面を縦断する。屈斜路湖でも、砂湯から10kmに及ぶ長い「御神渡り」が観測されたこともある。アイヌの湖のヘビの伝説もこれから連想されたのではという見方もある。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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