2/4ページ目 ラブラドール・レトリーバー 頼りがいのある短毛のレトリーバー 祖先犬は不明ですが、16世紀ごろに北欧やイギリスの漁船に乗せられてカナダ東部のラブラドール半島に住み着いた犬と考えられています。その後、19世紀初頭に今度はラブラドール半島の南にあるニューファンドランド島から魚運搬船によってイギリスに連れてこられたという経歴をもちます。 カナダでは海中に流された漁網を見つけたり、網からこぼれた魚を回収する役目をしていました。寒さに強く、泳ぎもできる作業犬ということでUターンすることになったのでしょう。ちなみにレトリーバーとは、“(獲物を)回収する”という意味です。 カナダでも土着の犬の血が混じったことでしょうが、イギリスに戻ってからも他のレトリーバー種との交配があり、結果として現在のラブラドール・レトリーバーが誕生しました。最初は鳥の狩猟犬として成功しますが、しだいに人々はより大きな可能性があることに気づかされます。そして地雷探知犬をする軍用犬、救助犬、捜索犬、警察犬、麻薬探知犬、盲導犬などとして目覚ましく活動することになります。 体型は頭部、胸部、四肢のバランスがよく捕れて、たくましい骨格、発達した筋肉がみてとれます。頑健そのものです。頭蓋は広く、やや突き出た額、付け根が頭部の後方にあり適度に垂れる耳、大きめの鼻、角張った感じの鼻口部、力強いあご、対象をしっかり見据える目とともに理知的な顔をつくっています。尾は毛が密生していてカワウソの尾に似ているといわれる特徴的なもので、根元が太くて先細りの中程度の長さをしています。 被毛は皮膚に密着した短い毛が密生します。水をまるで油のようにはじいてしまう被毛なのです。毛色はブラック、イエロー、チョコレートなどの単色ですが、胸に白斑があるものもみられます。 性格は温和で知能も高い犬です。ひどい攻撃を受けないかぎり反撃はしませんし、自らトラブルを引き起こすことはまずありません。子どもがちょっかいを出しても悠然としています。もちろん鈍感ではありません。なにをしてはいけないのか、なにをするべきなのか、しっかり認識しているのです。 教えることをマスターするのも早く、たとえ難しい訓練も着実に修得していきます。がまん強さはゴールデン・レトリーバー以上といわれ、与えられた仕事はきつくても最後までやりとげます。盲導犬として適しているというのは、このような性格と能力によるものです。 当然、家庭で安心して飼えます。教えられたことをロボットのように行動するだけの犬ではありません。情愛豊かで、愛してくれる人にはきちんと愛をもって応えてくれます。ただべったり甘えるというタイプではありません。このへんがゴールデン・レトリーバーと比較するとやや淡白なところがあるといわれるところです。 この犬とよりよくつきあうには愛情とともに、十分な運動時間も与えます。水が好きですから川や海で泳がせてやるのもよいでしょう。なお、いくら高い知能をもつといっても、幼犬からのしつけはやはり必要です。 原産地/イギリス(カナダ説もある) 体高/オス56〜62p、 メス54〜59p 体重/オス27〜34s、 メス25〜32s 被毛/滑らかな光沢のある短毛が密生 毛色/ブラック、イエロー、チョコレートなど 食事量/ 子犬:ドライフード600c程度 成犬:ドライフード470c程度 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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