1/8ページ目 アフガン・ハウンド 気品と威厳を感じさせる容姿端麗な犬 静かに立っているだけでも気品があって魅力的ですが、走らせるなら流れるような足の運びと風になびく長い毛の美しさに息を飲むでしょう。できるなら走らせることのできる環境で飼ってやりたい犬です。 原産地はアフガニスタンで、バルク地方の4000年前の遺跡の壁画に姿が描かれています。しかし、エジプト、シナイ半島の山岳地帯が発祥地ともいわれます。一説には旧約聖書にあるノアの箱舟に乗り込んだ犬はこの犬であるといわれ、事実エジプトの古代遺跡からこの犬に似た姿の犬ね遺物が発掘されています。 いずれにしろ最古の歴史をもつ犬種のひとつで、長くアフガニスタンで飼われていたのは間違いありません。この地では主に獣猟犬(ハウンド)として使われてきました。長い足から生み出されるスピードによって、ガゼル(カモシカに似る)、ユキヒョウ、鹿などを狩猟していたのです。足場の悪いところも苦にせず、持久力もあります。 ヨーロッパに知られたのは19世紀後半です。ここから性格を変えていく努力がなされ、かつての荒々しさはなくなり、かわりに穏やかで従順な犬が誕生したのです。日本に紹介されたのは1937年で、第二次世界大戦後に一時人気犬種になりましたが、最近は減少気味です。 体格は背が高く、とくに長くたくましい四肢が目立ちます。全体としてはほっそりした感じを受けますが胸は深く、胴体は頑丈にできています。頭蓋は長くて鼻筋が通り、耳は垂れ耳、首はすらっと長く、尾は垂れますが先端がカーブします。 被毛は顔の部分を除いて、柔らかな絹糸状ね長い毛に覆われます。とくに耳と四肢、尾はみごとな飾り毛です。また頭部の長い毛は冠毛といい、特徴のひとつです。 アフガン・ハウンドは、大きくて伸びやかな体つきと長い鼻口部、美しい被毛、そして遠くを見つめる目によって、近寄りがたい気品を漂わせます。おまけに見知らぬ人に対しては、まったく関心がないように振る舞うのです。お高くとまっているかにみられます。しかし、これは警戒心が強いからなのです。 飼い主に対しての態度はまったく違ってきます。感受性が強いので、かまわれると大喜びし、反対にほっておかれると元気をなくす程です。つねに気を配ってやらなければならない犬なのです。では従順かといえば、けっしてそうではありません。自己主張をするので訓練やしつけに時間がかかります。狩猟犬の血をひいてるせいか、かみつくクセもみられます。それでも、このすばらしい容姿をした犬を飼う喜びは少々の苦労をものともしないはずです。 手入れでは、美しい被毛を保つために毎日のブラッシングが欠かせません。 原産地/アフガニスタン 体高/オス68〜70p、 メス63〜65p 体重/オス27s前後、 メス23s前後 被毛/顔を除いて長く柔らかな毛が豊富に全身を覆う 毛色/フォーン、ゴールデン、クリーム、レッド、ブルー、ホワイトやブリンドルなど 食事量/ 子犬:ドライフード550c程度 成犬:ドライフード420c程度 [指定ページを開く] w友達に教えるw [編集] 無料ホームページ作成は@peps! |