2/8ページ目 ボルゾイ 別名:ロシアン・ウルフハウンド ロシア原産の華麗に走る超大型犬 堂々とした体格で、四肢が長く、細面の顔立ち、長い被毛。この犬を連れて町を歩けば一目を引くことまちがいなしです。実際、原産地ロシアではかつて貴族など特権階級にのみ飼育が許さるたといいます。 ところがボルゾイの歴史はあまりわかっていません。13世紀にモンゴル帝国の西征とともに連れられてきた中央アジアの犬と土着犬の間にできたとか、17世紀にアラビアのグレーハウンドと地元の牧羊犬を交配させてつくったなど、諸説あります。現在の犬種が定まったのは約200年前といわれます。19世紀末には欧米に紹介され、しだいに世界的な犬となっていきます。日本には1950年代に輸入されています。 ロシアでは主にオオカミの狩猟に使われました。2〜3頭でオオカミを追いかけて捕らえ、地面に押しつけて主人に引き渡すのです。当然オオカミよりスピードが速くなくてはなりません。輸出先のアメリカではコヨーテ、南アフリカではジャッカル猟などに使っています。ボルゾイとはロシア語の“速い、すばやい”という意味からきた名で、1936年にそれまでの犬種名ロシア・ウルフハウンドにかわって名づけられました。 体つきは、長い四肢と細長い頭部から鼻口部にかけてに目が行きますが、深い胸、優美な曲線を描く背腰部をした超大型犬です。小さな耳は垂れ(警戒時には立つ)、長い尾も優美な曲線を描いて垂れます。走るのにじゃまにならない程度に長い被毛は、平らのこともあり、ウェーブやカールもみられます。 性格には狩猟犬であったことと、だれからもたいせつにされてきたことの影響がみられます。ふだんは穏やかで、つねに飼い主を視線で追いかける素直で気をつかう犬です。飼い主の視線が向けられると喜び、子どもと一緒にふざけ合うこともします。じっとたたずんでいるときは、はたから見ていると悠然とした態度の風格のある犬です。しかし、不審な物音や怪しげな動きに対しては敏感に反応します。とめるまもなくかみつくなどの攻撃に出ます。番犬としては合格ですが、見知らぬ人の多いところへ安易に連れて行くのは考えものです。 警戒心が極度にならないようにするには、子犬のときから人込みの中へ連れて行き(もちろんリードはつける)、人にならすのもひとつの方法です。ただ、頑固な一面もあり、訓練やしつけの飲み込みがよいほうではありませんから、できるなら専門家に訓練を依頼します。そのかわり訓練はひとたび覚えたならよほどのことがないかぎり忘れません。 被毛の手入れは毎日1回でかまいませんが、運動は十分にさせてやります。毎日の運動に加えて、たまにリードをつけずに存分に走らせてやりたいものです。それが犬はもとより、犬の健康管理をする飼い主にとっても喜びにつながります。 原産地/ロシア 体高/オス74p以上、 メス68p以上 体重/オス45s前後、 メス40s前後 被毛/絹のような毛で、肩から尾にかけてとくに長い 毛色/ホワイト基調が多いが、さまざまな毛色がある 食事量/ 子犬:ドライフード660c程度 成犬:ドライフード520c程度 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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