🐕犬の歴史と人との出会い🐩
飼い犬 1万8800年前には欧州でも

イヌ(イエイヌ)は三万二千百〜一万八千八百年前に欧州で家畜化された可能性が高いと、米カリフォルニア大などの国際研究チームが米科学誌サイエンスに発表。祖先はその後絶滅した野生のオオカミ集団とみられるという。
欧州やロシア、米アラスカ州などで発見されたオオカミやイヌの化石から細胞小器官ミトコンドリアのDNAを抽出し、現代のオオカミやイヌと比較した成果。従来のミトコンドリアや細胞核のDNAの解析では約一万五千年前までに中東や東アジアで家畜化されたとの見方が有力だった。
家畜化は人類が農業を発展させてから起きたとの説もあったが、狩猟現場で獲物を食べたり狩猟を手伝ったりしたオオカミが家畜化したのではないかという。
ただ、国際チームは、家畜化がさまざまな地域で起き、その後もオオカミと交雑を繰り返した可能性もあると指摘している。
国際チームが解析した最も古い化石は、ベルギーで発見された約三万六千年前の頭骨化石。形態はオオカミよりイヌに近いが、ミトコンドリアDNAの解析結果からは、家畜化されかけたものの、再び野生のオオカミに戻った集団が存在した可能性が示された。

犬の誕生

現在、私たちが「犬」といっているのは、動物学的にいえば哺乳綱・食肉目・イヌ科・イヌ属・イヌ亜属に属する動物です。イヌ亜属には絶滅したニホンオオカミをはじめとしたオオカミ、オーストラリアにいるディンゴ、北アメリカにいるコヨーテも含まれています。
「犬」が誕生したのはいつか、その祖先は何か。100万年前ごろに派生したイヌ属が進化したものであることは違いないものの、直接の祖先はユーラシアにいたタイリクオオカミ祖先説が有力ですが、「犬」もオオカミも同じ祖先から生まれたという説などもあり、いまのところはっきりしていません。これは近い将来、遺伝子の本体DNAの研究がすすむことで明確になるでしょう。
実際、「犬」とオオカミには多くの共通点がみられます。外観、骨や歯の形と数、妊娠期間、行動様式、喜怒哀楽の表情。さらには両者が交配すると子が産まれますし、その子にはちゃんと繁殖力があります。性格もオオカミは一般にいわれているほど人間を敵視せず、どちらかといえばなれやすい動物なのです。
直接の祖先かどうかはともかくとして、「犬」は地上に姿を現してからもオオカミやディンゴ、コヨーテなどとの交雑がありました。現在のような多様な犬種が生まれたいきさつには、このところにも関わりがあると考えられます。

犬はなぜ「家犬(イエイヌ)」になったか

元来、犬は野山で気ままに活動していましたが約1万2000〜1万4000年前、どうやら人間とのつき合いをはじめています。メソポタミアなどの遺跡から、明らかに家畜化された犬、つまり「家犬」と思える遺物が出土しているのです。
もちろん、犬の家畜化の過程は必然があってのことでしょう。つまり人間は武器などにより効率のよい狩猟をしましたが、その食べ残しに犬は群がったのです。それに対して人間は、犬が外敵に対してもつ高い警戒能力や反撃する能力に目をつけ、自分たちの周囲に犬がいることを望んでいっそう食料を与えるようになります。相互の利益が一致して、犬は次第に人間とともに暮らすようになっていきます。
その後、人間は有能な犬の選択繁殖に力を入れるとともに学習(訓練)させることで活用範囲を広げ、その結果、番犬から牧羊犬に、さらには狩猟犬や戦闘犬、そして愛玩犬にと犬は人間とより広く深くつき合うことになっていきます。
こうした関係がつくられた原因には、犬が集団生活に慣れていて、しかもリーダーに絶対服従する習性があることとも深く関係していると思われます。つまり人間であっても飼い主をリーダーと認めて従っているのです。犬は人間に忠誠を示すのではなく、リーダーに忠実なのです。このことは犬を飼ううえでよく理解しておかなくてはなりません。

オオカミ
かつては北半球各地に多くの種類が生息したが、現在ではアジアと東ヨーロッパ以外ではほとんど姿を消している。

ディンゴ
現在もオーストラリアに生息する野生犬。1万年前にアジアからの移民が連れてきた犬が野生化したといわれる。

コヨーテ
オオカミより小柄で、耳が大きいのが特徴。現在も北アメリカや中央アメリカの平原に生息している。


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