🇩🇪ミニチュア・ダックスフンド🇩🇪
ダックスフンド
DACHSHUND

胴長短足の代名詞だが行動力の旺盛な犬

ダックスフント(独: Dachshund)は、ドイツ原産の犬種である。ジャパンケネルクラブ(JKC)の登録名はダックスフンド(英語読みによる)であるが、ドイツ語では文節末尾の d は濁らないため、「フント」となる。

呼称は、アナグマを表すダックス(Dachs)と、犬を表すフント(Hund 英語の同根語ではhoundとして意味が「猟犬」に限定された)のドイツ語の単語2語を合わせたもの、すなわち「アナグマ犬」ということで、この犬種がもっぱらアナグマ猟に用いられたことに由来する。

日本においては、ペットとして非常に人気があり、一時期のブーム後も、多くの頭数が登録されている。 ジャパンケネルクラブ登録頭数は、記録の残る1999年から2007年までは1位、2008年以降は3位。

また、ダックスフントはアメリカでも人気のある犬種で、アメリカンケネルクラブでの登録頭数は常に10位以内に入っている。

犬の種類は正確には数えきれないが、一般に愛犬団体が認めた純粋犬種だけでも400種類。FCI(国際畜犬連盟)がドッグショーを開催するときの基準としてこれらを10のグループに分類していますが、ダックスフンドはこの犬種だけで1グループ(GROUP-4)をなしています。

独特のプロポーションによりあまりにも有名な犬ですが、その歴史はよくわかっていません。3000年前の古代エジプトの壁画に類似した体型の犬が描かれてはいるものの、はたしてつながりがあるのか不明です。
ドイツでこの犬が知られるようになったのは15世紀以降です。ドイツの山岳地帯にいたピンシャーとスイス北西部の山岳にいたジュラ・ハウンドの間にできたといわれています。
ただ、その後にさまざまな改良がされ、バラエティー豊かなタイプが誕生しています。体格によりスタンダードとミニチュアに分けられ、どちらにもスムース・ヘアード、ロング・ヘアード、ワイアー・ヘアードという毛質がみられます。体格で2種、毛質で3種、つまり合計6タイプのダックスフンドがいるというわけです。
犬種名は、ドイツ語の“アナグマ(ダックス)、犬(フント)”からきています。胴長短足の体型、くさび形の頭部、垂れた耳、長めの鼻口部、強靱な筋肉が発達した前足という特徴は、いずれもアナグマやキツネの穴を掘り進めるのに適しており、それらの狩りに使われていたことを納得させます。ミニチュア種は20世紀になって、ウサギ狩り用につくりだされたものです。
毛質は次のように分かれます。スムース・ヘアードは光沢のある滑らかな硬い短毛。ロング・ヘアードは光沢のある柔らかく長い毛。耳の先端と足の後ろ側、尾の裏側はとくに長くなります。ワイアー・ヘアードは短くて粗い剛毛。ただし、耳はスムースな短毛、眉は毛深く、あごにはひげがあります。
毛色は、さまざまなものがみられます。レッド、レバー、クリームの単色から、ブラック・アンド・タン、チョコレート・アンド・タン、あるいはいろいろの毛色が入り交じるダッフル・カラー、ブリンドル、タイガー・カラーなどです。ワイアー・ヘアードでは野生イノシシ色、ソルト・アンド・ペッパーもあります。

性格はどのタイプも明るくて活発。りこうで愛嬌を振りまくことから魅力的な家庭犬になる条件は備わっています。しかし思うがままに振る舞うところもみられ、甘やかしていると後々いたずらで苦労させられます。ムダ吠え、噛み付くクセをもつ犬も多く、うまく付き合っていけるかどうかは、躾けしだいです。意外と体力があり、いったん騒ぎだしたのを止めるのはなかなか大変なのです。
なおスムース・ヘアードの場合、ブラッシングではなく、湿った布で全身摩擦をしてやるようにします。


原産地/ドイツ
体高/♂23〜27p、
♀21〜24p。
ミニチュアは♂20〜24p、
♀18〜20p。
体重/♂7s以上、
♀6.5s以上。
ミニチュアは♂、♀ともに4.8s以下。
被毛/スムース、ロング、ワイアーの毛質に分かれる。
毛色/レッド、レバー、ブラック・アンド・タンなど多彩。
食事量/
子犬:ドライフード
200〜260c
成犬:ドライフード
150〜200c

容姿・性格

当犬種において最も特徴的な容姿は胴長短足の体型である。

顔は面長で、尾は長く、耳は下に垂れる形をしている。鼻孔が開いて空気を取り入れやすい形状で、マズルが長く鼻腔内の面積が広いため、嗅覚に優れている。鼻の色は基本的には黒だが、一部はレバー色、淡いピンク色もいる。

また、胸が十分に発達している。骨端が突き出ているので、前から見ると楕円形をしている。あばらはよく張って腹部につながっている。 短脚で、体長は長いが、引き締まった体格である。非常に筋肉質であり、向う気が強い頭部の保持と、警戒心に富んだ表情を見せる。 長い体に対して短い脚であるため、モタモタしたりする場合もあるが、歩様が制限されるようではない。

生まれつき友好的で落ち着きがあり、神経質であったり攻撃的であったりということはない。情熱的で辛抱強い。ただ元々が猟犬であるがゆえに、時として攻撃的で負けず嫌いな性格を見せることもある。

毛質

毛質は大きく分けてスムースヘアード、ロングヘアード、ワイヤーヘアードの3種類がある。

スムースヘアード
毛質は堅く、短いのが特徴である。また、毛の流れは滑らかで光沢もあり、密生している。
ロングヘアード
毛質は柔らかく、光沢があって長い。
わずかにウェーブした毛は、顎の下部、胴の下部に比べて、耳の先端、前肢のうしろ側が特に長く、尾のうら側が最も長い。
ワイヤーヘアード
被毛は顎と眉、耳を除いて、全体に密生した短い粗い剛毛が、下毛とともに全身を覆っている。
顎にはひげがなければならず、眉は毛深く、耳はスムーズな短毛である。

毛色

ダックスフントは、多くの毛色があることで知られている。また、毛質ごとに分類される。

スムースヘアードとロングヘアードについては2色と単色、その他のカラーに大きく分けられる。

2色は濃いブラウン(チョコレート)又はブラック。それぞれにタン又はイエローの斑が、目の上、マズル及び下唇の側面、耳朶の縁の内側、前胸部、脚の内側及び後部、足の上、肛門の周り、そこから尾の下側の3分の1又は半分に見られる。ブラック&タン、チョコレート&タン、ブラック&クリーム等と呼ぶことが多い。 また、単色(ソリッド)は、レッド、レディッシュ・イエロー、イエロー(クリーム)、チョコレート。非常に散在した黒の毛(シェーデッド)がある犬でも単色として分類される。その他の色はダップル(斑)とブリンドル(濃い縞)等がある。

ワイヤーヘアードについては、上記以外にもワイルド・ボアー・カラー(野猪色)、デッド・リーフ(枯葉色)、ソルト・アンド・ペッパー(ごま塩色)などもある。

近年はパイボールド、ソリッド、ブルーなど新しく毛色が作出されている(特殊色、レアカラーとも呼ばれる)。異毛種間での交雑は認められておらず、本来は血統書は発行されない。また、血統書以外にも後述の「乱繁殖」や「遺伝性疾患」と直結する問題とされることもある。

サイズ

ダックスフントのサイズは、スタンダード・ミニチュア・カニンヘン(カニーンヘン、カニヘン)の3つに分かれ、各国の協会において、理想のサイズが定められている。

仔犬時の血統書において、ミニチュア・カニンヘンと明記されていても、成長するにつれて、各協会の規定とする体型と異なることはある。

スタンダード ミニチュア カニンヘン
ジャパンケネルクラブ 体重9〜12kg 生後15ヶ月を経過した時点で測定し、
体重5.0kg以下、胸囲35cmが理想 生後15ヶ月を経過した時点で測定し、
胸囲30cm以下、体重3.2〜3.5kgを理想
ドイツテッケルクラブ 胸囲35cm以上 9kgまで 胸囲30〜35cm以内 3〜4kgまで 胸囲30cm以下 3kg以下
アメリカンケネルクラブ 7.3〜14.5kg 5kg以下
イギリスケネルクラブ 雄11.25kg(25ポンド)以下
雌10.35kg(23ポンド)以下 雄雌とも5kg(11ポンド)以下

歴史

ダックスフントの起源は古く、最も古いものでは古代エジプトの壁画にダックスフントと酷似する犬種が刻まれている。

現在のダックスフントは、スイスのジュラ山岳地方のジュラ・ハウンドが祖先犬と言われ、12世紀頃、ドイツやオーストリアの山岳地帯にいた中型ピンシェルとの交雑によって今日のスムーズヘアード種の基礎犬が作られたと伝えられている。当時は体重10〜20kgと大きかったようで、シュナウザーを配して、更に他のテリアによってワイヤーヘアード種ができた。またロングヘアード種は15世紀頃、スパニエルとの交雑によって作出されたが、どこでなされたのかは定かではない。

本来、ダックスフントは名前の表す通り、体重15kg程もあるアナグマを猟るため、また、負傷した獲物の捜索及び追跡のために農夫などによって改良された犬種で、「Bracken(狩猟)」の時代から特に地下での狩猟に適するよう繁殖されてきた歴史がある。 当時、ダックスフントはドイツ国内においてはテッケルやテカル、ダッケルと呼んでいたと言われている。19世紀頃、ミニチュアとカニンヘン(兎という意味)がスタンダードが入ることのできない小さな穴に入って、アナグマのみならず、ネズミや穴ウサギ、テンを猟るために改良されて誕生したようである。 また、この頃からアメリカや他の国へも少しずつ輸出されるようになったらしく、そのダックスフントの繁殖に尽力していたと言われる最古のクラブは、1888年に創立されたドイツテッケルクラブ(Deutscher Teckelklub)である。

第一次世界大戦ではドイツ語での呼び方が嫌悪され、英語で「バジャードッグ」と呼ばれていた。

飼育上の注意

胴体が長く、腰や股関節等への負担が大きいため、ヘルニアを代表とする関節疾患にかかりやすい。ジャンプ、高所や階段の昇降、滑りやすい床や路面の走行、肥満、抱え方等には注意が必要である。 脚が短いことから、地面と腹部が近いため、腹部を傷つけてしまったり、地面が熱い時は熱中症になりやすい。 垂れ耳であることから、蒸れやすく、ダニの寄生や細菌による外耳炎になりやすい。

肥満(ヘルニア)防止のダイエットや小型化を目的として、素人による餌の制限が安易に行われており、その個体に対する適度な分量の餌を与えられず、栄養失調から諸疾患を引き起こすケースも存在する。

また、ペットブームの影に行われた乱繁殖により、経験及び知識不足のブリーダーや素人繁殖が問題になっている。 この犬種は毛色の掛け合わせがアルビノ等の疾患と関係があることはよく知られているが、てんかん、股関節形成不全、PRA(進行性網膜萎縮症)等の遺伝性疾患を受け継いだり、障害を持って生まれてくる場合も少なくない。

そして、飼い主の事情で保健所、保護施設等に持ち込まれる問題も重なり、動物愛護の観点から「繁殖を行う者は充分な経験と知識を有するべきである」「素人は繁殖させてはいけない」という考えが広まっている。 2006年6月より、動物愛護法の改正によって動物取扱業未登録の者は有償での犬の譲渡ができなくなった。

ユーモラスな体形と明るい性格で家庭犬として不動の人気

【被毛・毛色の種類】
光沢があり、硬い短毛のスムース、粗く硬い短毛のワイアー、わずかにウェーブのかかった柔らかい長毛のロングとあり、毛色もさまざまです。

【ルーツ】
スイスのジュラ山岳地方のジラ・ハウンドが祖先犬。ドイツやオーストリアの山岳地帯にいたピンシャーとの交雑により基礎犬(スムース)が作られたといわれています。

【性格】
陽気で好奇心旺盛。愛情が豊かで感覚が鋭敏。覚えがよく、訓練にもよく耐えますが、他人には警戒心を示します。

【日常生活のポイント】
長胴短脚のため、肥満は背骨に負担をかけるので、食事と運動には十分な配慮が必要です。

【名前の由来】
アナグマ猟で使われていた犬のため、ドイツ語でアナグマ(ダックス)犬(フント)の意味です。

【おもしろエピソード】
20世紀始めの漫画でソーセージの代わりにパンに挟まれたこの犬が描かれたことからソーセージ・ハウンドというあだ名がつきました。

〔たった12頭のときもあったアメリカでの育種の歴史〕
ダックスフンドがドイツからアメリカへと輸入されたのは、アメリカの第1回ドッグショー以前のこと。アメリカ・ダックスフンド・クラブの手で育成され、ドッグショー出場回数を少しずつ増やしていきましたが、第1次大戦後にわずか12頭になってしまったことも。その後、再び数が増えて、第2次大戦での影響もなく、アメリカでの登録数は年を追って増え続けるようになりました。


【外見の特徴】
短い脚と体高の2倍ある長い胴が特徴的鼻筋は長く、目はアーモンド形で暗色。幅広で長く先が丸い垂れ耳。

現在では、3種類の毛質と、体の大きさからスタンダードとミニチュア、カニーンヘンの3サイズがある。

体高
S=♂/23〜27p
  ♀/21〜24p

体重
S=♂/7s以上
  ♀/6.5s以上
M=上限4.8s
K=胸囲は30pまで


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