2005-09-13 【もてなすということ】 実家に来ている。 私が帰省するのは基本的に年2回の長期休暇のときだけであり、そうなるとやはり両親は歓迎してくれる。 歓迎の形を表現しやすいものといえば、やはり「食べ物」であると思う。 とはいっても特に豪華な料理でもてなしてくれるわけではなく、別にこちらもそんなことは望んでいないわけだが、普段不足しがちであろう野菜をたくさん使った料理や、やはり普段あまり食べる機会がない新鮮な魚の刺身などで私を出迎えてくれる。 また、そういったものとは別に、おやつのようなものもいろいろ用意してくれて、いくつになっても親は我が子がかわいいんだろうな、と感じたりする。 今日は真夏並みの暑さだった。 あまりの暑さに外に出る気にはなれず、日中は実家でゴロゴロして過ごしたのだが、日が暮れる頃になって友人からお呼びがかかった。 出かける前に汗を洗い流そうと風呂に入った。 普段この季節はシャワーで済ませがちだが、実家はなぜかシャワーの出が悪いのできちんと湯船に入るようにしている。 暑いときに湯船につかるというのもたまにはいいもので、今日も体から湯気をたたせながら風呂からあがった。 体を拭きキッチンに出ると、母が待ってましたとばかりになにかをお盆に載せてもってきた。 「ほら、これ食べな!」と差し出されたものを見て、私は目を疑った。 ホクホクにふかされたサツマイモだった。 真夏並みの暑さの日の風呂上りにホクホクはどうかと思うが、親の愛情はTPOがどうとか子供の気持ちとか、そういうものを超えたものなんだと思う。 サツマイモをひとつつまんでみた。 持ってられないくらいに熱かった。 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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