2005-07-11 【人を見る目】 駅前でウンコ座りしている老婆がいた。 ウンコ座りといえば不良少年の定番スタイルであり、そこからはあの年齢特有の厭世感や自己顕示欲を感じさせられるわけだが、さすがにその老婆からはこういったメッセージは読み取れなかった。 気持ち遠くを見つめる穏やかな表情からは、むしろ世の中で起こるあらゆることを許すような、とてつもなく大きな母性のようなものを感じた。 ウンコ座りしながらも見る者に母性を感じさせられる人間はなかなかいるものではない。 しかしなんでウンコ座りなのだろうか? あの姿勢というのはなかなか足腰に負担がかかるものであり、年配の者がそういう姿勢をとる姿を私はあまり見たことがない。 ふと考えた。 本当にウンコしているんじゃないのか? さすがにそんなことはなかったが、一度そう考えてしまうともうダメだ。 さっきまで母性すら感じさせたあの表情は単なる排泄による心地よさを表わしているようにしか見えず、その頭上でハエが2匹で弧を描いているような気さえしてきた。 なんだ、この腹立たしさは。 いい加減にしろとさえ思った。 ここから我々が知るべきことは、「公共の場でウンコ座りをすることの是非」などではなく、「モノを見るときの人間の身勝手さ」だ。 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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