【食卓】 実家へ帰ってきた。 一泊二日であまりのんびり過ごせなかったが、昨日の晩は両親と兄夫婦とで食事をし、今日は親父と初詣と墓参り、とまあそれなりに充実した里帰りができた気がする。 今回もまあいろいろうちの家族はおもしろかった。 「こないだよ、倉庫で脚立乗ってモノ取ろうとしてたんだよ。そしたらよ、脚立がグラッなんて揺れやがってよ、やべえと思ってケツに力入れたら『ブッ』なんて屁が出てよ、ついでにウン○も出ちまって!」(兄・談) お逝きなさい。 親父もいつもの調子でいろいろしゃべってたけど、決定打に欠けた感がある、今回は。 特に記憶に残る名言はなかったのは多少残念だ。 最後に母の話。 今日の昼食時のことだ。 白いご飯、刺身、納豆、ほっけの焼き魚、そしてほうれん草のごま和えが食卓に並んだ。 しばらくして私が刺身に箸を伸ばした際に右手の袖口が納豆の空のパックについてしまい、袖口から糸をひいてしまっていることを母に指摘された。 「ほれ!袖がついてるよ!まったく、お父さんもよくやるんだよそうやって・・・ほら、パックこっちによこしな!」 私は言われるままに納豆の空パックを母に差出し、母はそれを受け取ろうと手を伸ばした。 母の袖口が食べ終わったほっけの骨に触れてひっかかり、骨がプランプランしていた。 僕等はしばらく腹をかかえて笑った。 伊藤家の食卓は今日もにぎやかだった。 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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