SS350日記

2018年03月07日(水)
【入試の苦い思い出】
今日は、宮城県内の公立高校の入試日。家の近くにある、某高校の入口には、先生らしき人が車止めの設置などを6時半過ぎからやっていた。この光景を犬の散歩で発見し、『早朝からお疲れ様』などと思いつつ、嫌な思い出が蘇った。

今から43年前の高校入試の際、近所のオッサンが、突然我が家に来た。母と私が応対すると、『○○君か?○高受けたの』と言う。私は『はい』と答えた。続けて母を呼んできて欲しいとのこど。聞けば、そのオッサンは今○高の守衛やっているので知り合いの先生に合否を聞いてあげると言うものだった。その守衛さんは、民間人なので基本的に守秘義務はない。だけど、民間会社が県と契約を締結するときは、秘密を漏らしてはならない旨の契約条項があるはずだ。この事は当時は知るよしもなかったが,,,

母も少しは、その守衛さんがいることで息子の合格に有利に働くのでは、と思っていたに違いない。だから、その守衛さんが来る度に酒を提供した。

私は自己採点で満足の行く結果だったので、合格する自信はあったものだから、その守衛さんが来て長時間、酒臭い息で『将来は有望だね』だとか、さんざん聞かされる事に段々嫌気が差してきた。

その後、その守衛さんは合格発表の日まで何度か我が家に訪れたが、そのたびに母は酒をごちそうした。熱燗の大好きなオッサンだった。

そして、いよいよ合格発表の日。私は仲の良い友人と一緒に発表を見に行った。

掲示板には、私の番号があった。友人の番号もあった。当然のように、大喜びする友人。そして『○○(私の名)、オメエの番号もあったど!』『う、うん、あったなぁ』などと気の抜けた返事をする私。友人は『直ぐに家に電話かげねえど』と公衆電話まで二人で走った。携帯電話の無い時代ならではだった。

だが、私は合否をどう家に話したら良いか分からなかった。

そうなんです。前日に絶対合格だから、と例の守衛さんに聞いていたから、感激がなかった訳。

今の時代こんなことしたら、守秘義務違反で即座にその漏らした人間は首を切られ、雇っていた会社としてもただでは済むまい。

私の合格の喜びを奪った、あの守衛さんに心から『馬鹿野郎!』と言いたい。

とここまで書いて、アレレ、そう言えばこのネタ昔書いたような気がする?と思い始めた私。せっかく書いたから、暇つぶしに読んでくださいまし(笑)今やフラリーマンのSSでした。






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