2018年04月07日(土) 【妹の死A】 一昨日、妹の通夜があり、読経の後、供養の食事会があった。 すると… アレッ、生寿司が並ばれている?それを見て、義弟はかんぴょう巻が嫌いだったことを思い出した。地域によって風習の違いはあるが、私が育った仙台では一般的に葬儀前に生ものは食べない。もっとも、葬儀当日に行われる法要の食事には出るが… 葬儀の方法などについて、いろんな相談を義弟から受けたが、通夜での出し物は、私が仕事の打ち合わせで席を外した時に決めたらしい。 義弟はかんぴょう巻が嫌いで、単価的にも高い生寿司を出した方が弔問客に喜んでもらえると考えたかもしれない。 なので、今回はこれに関して私は義弟に何も言わなかった。喪主の責任で選んだものだから。 私の本家筋の何人かが生ものを見て一瞬、目が止まったように感じた。私が飲み物を注ぎに行くと、案の定、「○○ちゃん、こっちでは生もの出すんだね」と驚いたふうに言われた。私は「相談を受ければ、反対したのですが…」と言い訳をした。 通夜の晩は私は家に帰り、妹への焼香は他県から来た親族に任せた。 そして、葬儀の日の朝、8時頃、会場に着いたら、祭壇に生寿司が供えられていた。私は即、皿を取り上げ、ゴミ箱に捨てた。誰かがこちらの風習と勘違いして、祭壇に供えたらしい。そのことを妹に詫び、焼香していると、係の人が来た。通夜で使用した遺体の安置場所を会場に移すと言う。 間もなく、妹の棺は会場に移された。妹の遺影に向かい御焼香し、改めて祭壇を眺めた。祭壇には数本の桜の枝が飾ってあった。桜の季節ならではの光景である。それは、義弟から妹への、最後のささやかな最高のプレゼントだった。 07:43 コメント(1) [コメントを書く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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